ひとりでも!
ひとりから!
エンパワーメント
子どもの権利とは
資料室
リンク集
あの人この一冊

JANIC NGOサポート募金
NGOアリーナ 寄付サイト
募金サイト イーココロ!
powerd by フェアトレード&オーガニックショップ福猫屋

2008年11月アーカイブ

"闇の子供たち"をよんで...

|

 こんにちは。今回からブログの担当になりました、会員で大阪事務所ボランティアの前嶋千里です。

 

 先日届いたシーライツの会報(2008年秋号・63号)で、"闇の子供たち"の東京での座談会の報告を読ませて頂きました。多くの方が映画や本(原作ヤン・ソギルさん著「闇の子供たち」)で取り上げられている問題を自分たちの問題として真剣にとらえられ、自分たちにもできることがないかと考えられている姿にとても心強く思うとともに、こういう輪がさらに広がれば良いのにと思います。

 

 そこで勝手ながら"闇の子供たち"の本と映画の感想を、二回に分けて書かせて頂きます。今回は本の感想です。

 

 本では途上国で起きている人身売買や子ども買春、底辺で暮らす人々の暮らしの現状が詳しく描かれているだけでなく、それらの問題同士のつながりと、それらの問題と日本や欧米諸国のような先進国とのつながりも描かれていて、私にとって新たな角度から貧困、人身売買、子ども買春の現状と、日本と途上国との関わり方の問題を見直すことができました。そして全ての問題が、想像以上に酷いものだとわかりました。

 

 特に子どもたちの置かれている状況は最悪で、"人間"として扱われていないということを強く感じました。自分たちの快楽だけを求める大人たちの行為によって、子どもたちは身も心も深く傷つけられています。そして何より自分の命に関わる選択が、買春宿の大人や客にゆだねられ、命を落としてしまう危険とそれを拒めば虐待されることに対する恐怖が毎日続きます。また本によれば、子どもたちがHIVにかかって症状が進行してしまうと、生きたままゴミ袋に入れられゴミとして捨てられてしまうのです。

 しかしそこから抜け出せたとしても、「売春婦として働いていた」「HIVに感染している」ということで偏見を受け、結局また世間から人間として扱ってもらえません。それは一番自分を受け入れて愛してもらいたい存在の親であってもです。

 

 また今までは、親が子どもを売るという行為は貧困で食べる物に困ってしまい、親が最終手段として子どもを売り、飢えをしのいでいるという昔の日本でも起こっていた様な状況から生じるのだと思っていました。確かにそういう理由で売られてしまった子どもたちも多いと思います。しかし中には金儲けや、家電、車・オートバイの様な贅沢品を購入する目的で、親が自分の子どもを売ってしまうケースもあり、そのことが本当に悲しいです。

 

 またペドファイルと呼ばれる児童性愛者の中には、自らも子どもの時に大人から性的虐待を受けていた被害者がいることや、買春宿で働く人の中には、自分も子どもの時に貧困のために買春されていた者が、自らの身を守るために虐待する側に回ってしまう者もいることを知りました。かつての被害者が加害者になってしまうことは非常につらい出来事で、ペドファイルや買春宿の人たちが、自らが受けたストレスのはけ口を求めてしまうのもその1つですし、自分がHIVにかかることなく、飢えずに生きるためには犯罪者側に回らざるを得ない時、人を押しのけてでも自分が生きたいと誰しもが思うのではないでしょうか?また本に登場する新聞記者は、途上国の子どもたちから生きたまま臓器を取り出し、先進国の子どもに移植するむごい行為が行われているというネタを掴みました。そしてストーリーでは、買春宿で働かされていた少女が臓器を移植するために、病院に連れて行かれます。もしこれが事実であれば、許されない犯罪だと思います。全ての子どもに生きる権利があります。だから途上国の子どもたちが、お金持ちの子どもたちが生きるために殺されるというようなことは、あってはならないことだと思います。その一方で、やはり病気の子どもたちにも元気になって生きてもらいたいとも思います。それが自分の子どもなら、その思いはひとしお強いはずです。私は子ども買春や臓器移植の問題が起こってくるのは、これらがそういう人間の心の弱さに付け込む行為であるからだと思います。

 そして一番強く感じた事は、貧困や児童労働、子ども買春、臓器売買など全ての問題が"負の連鎖"のように繋がっているのではないかということです。なぜなら、これらの問題は複雑に絡み合っていて、1つの問題が起きるとドミノ倒しのように別の問題が生じたり、問題の悪化に繋がっていたりするからです。そしてこれらはタイなどの途上国で起きている問題であっても、未だに多くの日本人が買春や臓器移植を途上国で行っているのであれば、その1つ1つの問題に個人としては関与していなかったとしても、日本人として何らかの責任があるのではないかと思います。そして人間の弱さをついた問題だからこそ、禁止するだけでは解決できない問題だと思います。私たちや自分の周りの人が未来の加害者にならないために、また虐げられている子どもたちが人間として生きていくことができるためには、私たちもこの問題にどう取り組めば良いかを考えていくことが大切なのではないでしょうか?

 

*次回イベント*

12月21日、ワンワールドフェスティバルの会場内で、"闇の子供たち"の映画や原作を読まれた方を対象に、座談会を行います。自分の思いや考え、感想を多くの方と語り合ってみませんか??

詳しくはこちら↓↓

http://www.c-rights.org/2008/11/-in-1221.html

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

大阪事務所ではイベントやブログに関する皆様のご意見・ご感想をお待ちしております。 
お問い合わせはこちら↓↓

http://www.c-rights.org/access.html 
毎週水曜日13時~17時に開所しています。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

大阪事務所一同

文責 前嶋千里

 映画『闇の子供たち』が話題になっています。世界には、人身売買の被害にあい、学校にも通えずに性産業で働かされ、子どもポルノに使用されている子どもたちが大勢います。
 今年11月25~28日には、子どもたちがそうした性的搾取の被害に遭わないようにするためにはどうしたらいいか、世界中から政府やNGOの代表が集まって話し合われる「子どもと青少年の性的搾取に反対する世界会議」がブラジル・リオデジャネイロで開催されます。
 2001年に横浜で開催された第2回世界会議に続き、3回目となる今回の会議にも、シーライツから甲斐田代表理事とCSECチーム(子ども買春に反対するチーム)より2名の若者が参加します。

シーライツの取り組み
 シーライツは、2001年に開かれた「第2回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議(横浜会議)」を機に子どもの性的搾取問題に取り組み始め、国内の中心団体として会議の準備段階から積極的に関わってきました。会議では、この問題に関する意識啓発や人権教育の重要性を改めて学び、会議後も引き続きフォローアップのためのワークショップや学習会を開き、国内での意識啓発活動に力を注ぎました。
 また、2003年からはカンボジアで性的搾取にあった子ども・女性たちの支援活動も開始し、現地パートナーNGOと協力しながら、子どもを性的搾取から守る活動を行っています。
 2007年の秋には、学生と社会人のボランティアによるCSECチームを結成して、学習会やイベントを開き、第3回世界会議へ参加するための準備をすすめてきました。第3回世界会議参加後は会議で得たことを日本社会に伝え、子ども買春や人身売買、児童ポルノの廃絶を訴えていきます。

※CSEC(シーセック)は、Commercial Sexual Exploitation of Children(子どもの商業的性的搾取)の略です。

*第3回世界会議の公式ホームページはこちら↓
 http://www.iiicongressomundial.net/

関連資料
横浜からリオへ! PDFファイル
 2008年9月発行 会報63号の記事。2008年8月にバンコクにて開かれた第3回世界会議に向けた東アジア太平洋地域準備会合の報告。
子ども買春・子どもポルノをなくそう! (PDFファイル)
 同6月発行 会報62号の記事。CSECチームの活動報告など。
「子ども買春・子どもポルノをなくそう!」キャンペーン始動 (PDFファイル)
 同3月発行 会報61号の記事。

横浜会議報告書「子ども買春・子どもポルノにNO!」(2002年4月発行)
・シーライツの横浜会議での取り組みについては、こちらもご参照ください↓
 http://www.c-rights.org/shiryou/csec.html

関連イベント
 こちらにもぜひご参加ください!
12月7日(日)CSECジャパンフォーラム@横浜
12月20日(土)セミナー「闇の子どもたちをなくすためにできること」@早稲田大学
12月21日(日)「闇の子供たち」座談会@大阪

支援のお願い
 子どもの性的搾取を防止する活動と、ブラジル会議への参加のための支援を募集しています。ぜひご協力をお願いいたします。
一口2000円から
<お振り込み先>
・郵便振替 口座番号 00970-9-52460
 加入者名 国際子ども権利センター
・銀行振込 三菱東京UFJ銀行 上野支店 普通 5430636
 特定非営利活動法人国際子ども権利センター
 (ご入金の際、ブラジル会議カンパとわかるようご入力ください。)

CSECジャパンフォーラム in 横浜
~子どもの人身売買、性的搾取をなくしていくために~

横浜で行われた「第2回子どもの商業的性的搾取に反対する世界会議」から早7年がたち、今月11月25-28日には、ブラジルで第3回世界会議が開催されます。
国際子ども権利センター(シーライツ)では、横浜会議から子ども買春廃絶に向けて積極的に活動してきました。今回のブラジル会議にも、甲斐田代表理事とCSECチーム(子ども買春に反対するチーム)より2名の若者が参加します。
12月7日には、子ども買春に反対する活動を行っているNGOがネットワークをつくり、CSECジャパンフォーラムを開催します。プロによる朗読劇と共に、各NGOで活動する方々を招いて、子ども買春の現状をうかがいます。ブラジル会議直後ですので、熱いお話も聞けるのでないかと思います。どなたでもお気軽にご参加下さい。

※CSEC(シーセック)は、Commercial Sexual Exploitation of Children(子どもの商業的性的搾取)の略です。

* * * * *

世界では未だに400万人もの18歳に満たない子どもたちが人身売買されているとユニセフは報告しています。日本でも、毎年3000人ほどの子どもたちが児童買春・ポルノなどの被害に遭う中で、警察に保護されています(「警察白書」より)。
12月12日は子どもの人身売買禁止デー。
そして、今月25日からは、7年ぶりに3回目の子どもと青少年の性的搾取をなくすための世界会議がブラジルで開かれます。
2001年に前回の世界会議が開催されたこの横浜の地で、日本と世界の子どもたちの現状を、第一線で活躍する国際NGO代表らが訴えます。

【日時】 2008年127日(日)13:00-16:00 (開場12:30)
【会場】 横浜市教育会館ホール (桜木町駅より徒歩10分)

【プログラム】
■□■ オープニング 中田 宏(横浜市長)
■□■ 第1部 音楽朗読劇
「天の浮舟 ~森を失った国の少女と森を消費した国の少年の出会い」
 "世界中で起こっているかなしいできごとは、
               すべて、私たちとつながっている―"

東南アジアの日本人学校に通う少年たっくんは、ある場所から逃げてきた少女チムーに偶然出会う。舞い上がる気球にしがみつくチムー、助けようとするたっくん。そして謎のピエロ。地球色の気球に乗った3人が見た世界の現実とは...。

この物語は、偏ったグローバル経済のもとでは、強い者が弱い者を使い捨てにする現実をベースにつくられています。偏りが改められないかぎり、人と人の間、人と人以外の種、そして現代と未来の間にも不幸な格差が広がることを物語は示唆します。
人身売買、暴力、性的搾取、最悪の状況に追い込まれるのは、最も弱い立場にある子どもたち。
今にも瓦解しそうな悲しい世界から、やさしい歌声が祈りとなって宇宙に響く...。

ピアノ・歌 : 岡 さやか 朗読 : 松田 和義 中山 由佳 月嶋 紫乃
音響効果・舞台製作 : 東山 高志  作・画像 : 岡本 功
協力:(株)松田ホームサービス アイデアイースト
制作 :レインボー エコロジーシアター
イベント予告: http://rainbow.gr.jp/ukifune/

■□■ 第2部 シンポジウム
「子どもの人身売買、性的搾取をなくしていくために」
パネリスト:
宮本 潤子さん(ECPAT/STOP子ども買春の会 共同代表)
甲斐田 万智子((特活)国際子ども権利センター代表理事)
谷杉 佐奈美さん((財)日本ユニセフ協会神奈川県支部事務局長)
坪井 節子さん((社福)カリヨン子どもセンター 理事長/弁護士)
モデレーター:
森田 明彦さん(東京工業大学特任教授 国際人権論専攻)

【参加費】 1000円(18歳以上) 500円(18歳未満) 800円(賛同団体会員)

【お申し込み/お問い合わせ】
CSECジャパンフォーラム実行委員会 事務局
〒231-0015 横浜市中区尾上町3-39 尾上町ビル9階
横浜AIDS市民活動センター内 CSECジャパンフォーラム実行委員会事務局
Tel: 050-1445-6947(月・水・金の11時~17時)
Fax: 020-4624-7480  E-Mail: info@no-csec.net

*お申し込みの際は、氏名・住所・電話番号・年齢・性別・希望座席数・所属(賛同団体会員の方のみ)をご記入の上、メールかFaxにてお申し込みください。CSECジャパンフォーラムHPからもお申込みが可能です。尚、個人情報に関しましては、事務局が責任を持って取り扱います。

【主催】
CSECジャパンフォーラム実行委員会

【賛同】
(特活)国際子ども権利センター、アジアの女性と子どもネットワーク、ポラリスプロジェクトジャパン、てのひら~人身売買に立ち向かう会、エンパワメント神奈川、子どもの権利条約ネットワーク

【後援】
横浜市子ども青少年局、(財)日本ユニセフ協会、(財)横浜市男女共同参画推進協会、(社)日本旅行業協会、(社)日本海外ツアー・オペレーター協会、駐日スウェーデン王国大使館、駐日ブラジル大使館 (社)セーブ・ザ・ チルドレン・ジャパン、人身売買禁止ネットワーク(申請中)、(特活)WE21ジャパン、(財)横浜市国際交流協会、(特活)友懇塾

*詳しくは、CSECジャパンフォーラムHPをご覧下さい。
http://www.no-csec.net/main/


« 前のページ| 1ページ目/全2ページ |

寄付のお願い
最近の記事
カテゴリー
月別アーカイブ
 Copyright(C) (特活)国際子ども権利センター All rights reserved.