今回は、11月25日から28日にブラジルのリオデジャネイロで開催された第3回子どもと青少年の性的搾取に反対する世界会議の期間中に、甲斐田代表理事より会員メーリングリストに流れた会議の速報をご紹介します。
* * *
こんにちは。甲斐田です。今、CSECチーム(子どもの性的搾取に反対する活動チーム)の若者メンバーの滝藤奈都子さんと望月裕太さんと3人でブラジル会議(「第3回子どもと若者の性的搾取に反対する世界会議」)に参加するために11月24日からリオデジャネイロにきています。
会員のみなさまからは多くのカンパをご協力いただき、心から感謝申し上げます。
こちらは現在27日(木)の朝5時過ぎです(日本より11時間遅れの時差があります。時差ぼけのせいか、3時前に目が覚めてしまいました。)今日は会議3日目です。
1日目の開会式は、午後6時から始まる予定でしたが、始まったのはなんと8時過ぎ。
子ども代表、スウェーデンのシルビア王妃、ユニセフ代表、日本政府などが次々にあいさつし、最後はブラジル大統領の情熱的なスピーチで終わりました。
会議の運営状況がかなり混乱していて、参加者がホテルに戻る交通手段がなく、私たちがホテルに着いたのは夜中の12時近くでした。
この日、滝藤さんと望月さんは、ユース会議に参加し、いきなりのリクエストに応えて望月さんは日本の子どもの性的搾取について発表をしたそうです。日本から参加している若者は彼ら二人だけで、今回は東アジアからの若者参加も少ないようです。滝藤さんは、提言づくりのチームにかかわっています。
昨日からいよいよ会議が始まり、二つのパネルディスカッション(全体会議)とそれぞれのテーマでワークショップ(分科会)がありました。
一つ目のテーマは、「子どもの性的搾取の新しい形態と課題」で、子ども代表を含め5人が発表をしました。
印象的だったのは、アイルランドのエテル・クウェイル(Ethel Quayle)教授の「子どもポルノとネットにおける性的搾取」についての発表で、この問題について各国における言葉の定義や対応が異なることが対策の遅れにつながっているとのことで、特に日本で「マンガ」が規制されていないことについて触れられていました。
二つ目のテーマは、「法的枠組みとアカウンタビリティ(説明責任)」で、2人の子ども代表と4人のスピーカーが発表しました。
印象的だったのは、イギリス警察のジム・ギャンブル氏の以下の言葉です。「子どもを守るためには新しい法律をつくるだけでは不十分です。必要なのは、新しい考え方をもつことです。」「どんどん、環境は変わっているので、法律の執行において、子どもの権利条約12条にあるように子どもの意見を聞いて、子どもの発言権を保障することが大事です」「NGOができることもたくさんあります。今では、カンボジアの12のNGOがカンボジアで子どもを性的搾取する容疑者を逮捕・起訴できるように諮問委員会をつくり、私たちの捜査に力を貸しています。」
パネリストの報告が終わって、ギャンブル氏に自己紹介のご挨拶に行ったところ、アフェシップでかつて法律を担当していたアールティ・カプールさんと一緒に仕事をしているということでした。
カプールさんは、2年くらい前にイギリス政府から請われて、子どもの性的搾取を取り締まる部門で働くことになったと話していましたが、同じ分野で活躍していることを知って嬉しく思いました。
11月27日 甲斐田万智子





