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2010年3月アーカイブ

子どもの権利条約20周年記念事業

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平成21年11月20日は、国連で「子どもの権利条約」が採択されてから20年でした。これを記念し、12月4日に大阪、12月5日に長崎で子どもの権利条約採択20周年記念講演会を開催しました。採択からの20年を振り返って、子どもの権利条約がどのように活かされてきたか、そしてその大切さを話しました。

大阪会場では40名もの方が講演会に参加してくださり、学生さんの姿も多く見られました。仕事で残念ながら参加できないとご連絡くださる方もいて、たくさんの方が興味を持ってくださいました。

 

12.4 009.jpg会場では、当会が支援しているカンボジアの子どもたちや女性が、職業訓練の一環で作製した布製品や小物、またカンボジアのNGOで作られている製品を販売したりしました。当日ボランティアの方々は、これら物品や書籍の販売、会場設営から、受付をお手伝いしてくださいました。本当にありがとうございました。
こちらは講演会に参加して、お手伝いもしてくださった方からのメッセージです。
「初めてシーライツのイベントに参加させていただきました。現地の最新情報が聞けるということで、たくさんの参加があり、特に大学生くらいの若い人が目立ったのが印象的でした。強い関心を持っている人が多かったからか、書籍や物品もたくさん売れ、少しは貢献できたかな、とホッとしています。日本国内では、子どものいじめや自殺の問題がありますが、カンボジアとは別の視点で、『子どもの権利』の重要性を感じました。」

講演は、当会代表理事の甲斐田万智子の子どもの権利条約20周年に関するものと、カンボジア事務所長の筒井博司による子どもの権利とカンボジアの状況についてでした。
講演後の質疑応答では参加者と意見を交え、「子どもの権利を甘えの考えに対してはどのようなアプローチが必要か?」といった質問もあり、甲斐田代表は権利条約が活かされた成功例を示し、子どもの権利を前向きに受け止めるような訴えが必要だと話しました。
参加者アンケートには、もっと講演時間が長くてもよかった、カンボジア事業について詳しく知りたいなどの感想があり、これからの活動を更に充実させる意義のある講演会となりました。


↓詳しい講演会の内容はコチラ↓

カンボジア事務所長の筒井は、「子どもの権利から見たカンボジア-子どもにやさしい社会を目指して-」と題して、カンボジアが抱える女性や子どもの人身売買の問題や拡大する経済格差を挙げ、子どもの権利条約(以下、権利条約)に沿った社会を実現するため、現地NGOとともに行っている活動を紹介しました。
権利条約の「生きる権利」を守るための事業として、人身売買や性的搾取の被害者で子どものいる方が安心して職業訓練を受けられる保育サービスの提供や、「発達する権利」を守るために、貧困により学校を退学し、児童労働や人身売買の被害に遭う連鎖を断ち切るため、奨学金や通学用品の支給や家庭の収入を向上させる支援を紹介しました。また「保護される権利」を守るため、ホテルやタクシーの従業員への研修や緊急時ホットラインを設置して、旅行者から子ども買春の被害に遭わないようにする事業や、被害に遭わないように子どもが権利条約を学び、他の子どもに伝えていくネットワークを通して「参加の権利」を守る事業も報告しました。通学を継続させたり、身を守る方法を知ったりすることで、子ども達が人身売買や児童労働の被害に遭わないようにすることができると説明しました。

代表理事の甲斐田は、「国連子どもの権利条約20年を振り返って-世界を変える子どもとおとなの責任」と題して、権利条約と20年での子どもの権利の状況の変化を報告しました。
権利条約については、1924年のジュネーブ宣言から、1948年の世界人権宣言を経、1990年に20カ国の批准・加入を受けて、国際法として成立した経緯を説明しました。また、子どもに関することを決める際は、おとなは子どもの最善の利益を考え、自ら行動することを認め手助けをすることが権利条約でいわれていると解説しました。採択されてから20年間に、5歳未満児死亡数は1250万人から880万人に減り、小学校に通えない子どもの数も1億1500万人から約1億人に減ったものの、依然として毎日2万4千人もの子どもが予防可能な病気で死亡している現実も報告しました。
また、インドとカンボジアの子ども達はワークショップ通じて、意思を表明したり表現する権利を学んで集会を開き、子どもの権利を普及するネットワークを広げていることを報告し、権利条約には、子どもが主体となって行動し社会を少しずつ変えていく力があることを訴えました。最後に、「子どもの権利」に対する誤解によって日本では守られていないこと、たとえば、子どもの意見が社会で十分に大切にされていないことを挙げ、国内における「権利条約」の普及が大変重要であることを強調しました。そして、子どもと共に「子どもの権利」が実現される社会に変えていこうと訴え、本講演をしめくくりました。

2009年、レイプ報道が増加:専門家調べ

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 今回のカンボジア便りでは、昨年度、カンボジアでのレイプ事件報道件数が増加したという記事をご紹介します。カンボジアでは、特に農村部でのレイプ事件が多発しており、被害者の多くは子どもです。事件数そのものが増えているかは信頼出来る統計がないので、定かではありませんが、警察側は、カンボジア国内でポルノが以前より簡単に手に入るようになったことや、アルコールの消費量が増えたという理由を議論している一方、人権擁護団体の啓発活動の努力により、報道数の増加がみられたのだという見方があります。いずれにせよ、レイプがなくならない原因として、女性・子どもへの差別、犯人が賄賂を払い罪から逃れられる、処女性を重視する文化のため被害者が黙っている、などの背景があると思います。9歳の少女がレイプ後に殺害されたなどの報道を耳にしますが、具体的にどのようなレイプ事件が起きているのか、別途ご紹介していきたいと思います。

 

写真©Phnom Penh Post

子どもへの性的暴力をなくすためにご支援ください。

 

詳しくは、http://www.c-rights.org/join/donation.html

 

100126_04.jpg 

2009年、レイプ報道が増加:専門家調べ

 

2010126  プノンペンポスト紙

モム・クンティアー記者、ブルック・ルイス記者

 

 先週発表されたメディアの分析によると、 2009年に各紙で報道されたレイプの件数は2008年の268件を上回る322件で、その半数以上が子どもが被害者のケースである。

エクパット(ECPAT)カンボジアが、カンボジアの新聞5紙におけるレイプ事件の報道について行った調査では、昨年報道された322件の被害者337人のうち、204人が子どもであることがわかった。

 

 ECPATカンボジア代表のチン・チャンウェスナ氏は、「政府とNGOはレイプから身を守ることについて広報活動を行っており、レイプに関する全国的な啓発活動が報道件数の増加に多少なりとも影響しています。しかし状況は深刻で、子どもの安全に注意するよう、保護者への教育をさらに進める必要があります。」と語った。

昨年起きたレイプ事件の容疑者381人のうち、有罪判決を受けたと報道されたのはわずか1.5パーセントにあたる6人であった。これは示談解決の多さが一つの要因であるとECPATは考えている。

チン・チャンウェスナ氏によれば、多くの被害者は捜査や訴訟にかかわる費用を支払えないために示談解決を選んでおり、こうした慣行によって加害者がたやすく再犯に及ぶようになり、レイプ事件がなくならない要因となっているという。

「無償で被害者を支援しているNGOが多数あるので、たとえ訴訟(にかかわる)費用を支払えなくても法廷に訴えるよう、引き続き被害者に積極的に働きかけています。」と同氏は話した。

 

人権団体Licadhoの職員サオ・チャン・ホーンは、「いかにレイプから身を守るかについて、政府がより多くの情報提供を行う必要があります。レイプ事件は主に貧しく教育水準の低い家庭が集まる農村地域で起こっています。子どもが被害者となっている事件の報道件数の増加は、不注意な親の責任だとすべきではないのです。」と語った。

14州のみのデータであるものの、Licadhoにおいても2009年のレイプ事件の報道件数の増加が確認されていると同氏は話した。Licadhoが新聞、被害者の家族、警察から情報を収集したところによると、子どもが被害者となっているレイプは146件から209件に急増している。

チン・チャンウェスナ氏は、レイプ事件の総数は報道された件数より多いことを指摘し、ECPATは他のNGOと協働で2010年中頃に包括的な報告を発表する予定だと話している。

 

2010210日 翻訳:植田あき恵)

書き損じハガキキャンペーンでは、多くの皆さまにご参加いただき誠にありがとございました!
今年は、2月末日到着分までで下記の通り、皆さまからの温かいご寄付が集まりました。


      
 はがき      316枚    15,722円分
 切手        176枚    5,717円分
 その他金券    4枚      2,000円分

     合計             23,439円分


中には切手コレクターさんからの貴重な記念切手の数々も!
たくさんのご協力、誠にありがとうございました!
ご寄付いただきましたハガキ・切手・金券などは、カンボジア・インドの子どもたちの支援に
大切に使わせていただきます。


シーライツでは、随時、書き損じハガキ・未使用切手・金券などのご寄付をお願いしております。
引き続きご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。


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