ひとりでも!
ひとりから!
エンパワーメント
子どもの権利とは
資料室
リンク集
あの人この一冊

JANIC NGOサポート募金
NGOアリーナ 寄付サイト
募金サイト イーココロ!
powerd by フェアトレード&オーガニックショップ福猫屋

2010年11月アーカイブ

11月17日に毎日エデュケーションのご厚意により、当会の代表理事・甲斐田万智子によるグローバルキャリアセミナー「アジアの子どもに出会って30年~子どもが笑顔で暮らせる社会をつくりたい」をグローバルひろば(竹橋の毎日新聞社ビル)で開催していただきました。 参加費は、毎日エデュケーションからご寄付いただきました。

当日の様子は毎日エデュケーションのページへ
http://ameblo.jp/mainichi-education/day-20101126.html

甲斐田の高校生と大学院生のときの留学の経験、大学生のときのフィリピンの子どもたちとの出会いやボランティア活動が、その後のユニセフ協会の開発教育の仕事と現在の仕事に繋がっていること。インドでスラムの女性や働く子どもたちと出会って子どもが参加することの大切さを学んだこと、カンボジアの性産業で働かされる少女たちの笑顔に隠された苦しみ、そして、なぜ子どもの権利が大事だと思うかについてお話し、最後に私たちにできることを提案させていただきました。
みなさん、熱心に聞いてくださり、質問もたくさん出されました。その1つは、旅行会社の方からで、コードプロジェクト(子ども買春防止のための旅行・観光業界行動倫理規範)について詳しく教えてほしい、というものでした。ほかには、日本が子どもの権利条約を批准したのが遅かったのはどうしてか? 子どもの権利条約や伝統的儀式に反対することは西欧の価値観の押し付けになっていないのか?というような質問が出されました。 

2010-11-18 002.jpg感想文には自分も行動を起こしていきたいというような大変勇気づけられるメッセージが多く寄せられました。以下はその一部です。

◆参加者からの感想

●甲斐田さんのお話は、大学の時の特別授業(夏の短期)で一度聞きました。分かっているようで、わからなかった世界の子どもたちについて、学生といろいろ話して考えました。いつも一歩踏み出したいと思っていても、なかなか小さなこと(NGO会員になる、物品購入など)しかできませんでした。でも、1人1人が発信者になれる時、私も発信者になろうと思います。

●インド・カンボジアなどの子どもに対する性的搾取に日本人が加害者として加わっていること、また一見気付かないような児童労働者・ストリートチルドレンから、物を買う、何かをしてあげる、ということが子どもの労働を助長していることを知ることができただけでも、次につなげる大きな一歩だと感じました。

●カンボジアに行った時、物売りや物乞いをしている子どもがいて、もちろん買わなかったし、お金もあげなかったですが、心が痛みました。しかし、今日のセミナーを聞いて、間違っていないし、与えてしまったら、悪循環となることを改めて考えさせられました。

●法的な視点から問題等を考えながらお話を伺っていたのですが、日本人は"権利"を否定的に考えがちだという点にすごく共感しました。パワーポイントで紹介された子どもたちが生き生きと権利を行使している姿を見て、権利主張には、公権力の後ろ盾をまって、法整備も必要・・・等、考えてしまう自分に気付かされ、もっと「子どもが権利を正当に主張できる世界」というものは、ほんの少しのきっかけや働きかけでできるものなのかもしれないと思いました。

◆お話の内容

①高校生のときの留学体験
②援助ではなくエンパワーメントを~フィリピンの子どもたちとの出会い
③日本ユニセフ協会で開発教育にかかわって
④イギリス留学~大学院での経験と学び
⑤子ども主体で児童労働に取り組む~インドの子どもたちとの出会い
⑥帰国してシーライツへ~子育てとNGOの両立
⑦カンボジアの子どもと日本の子ども~シーライツの活動
⑧子どもを守るために私たちにできること~国際協力をめざす人へ

カンボジアの伝統文化:プチュンバンと水祭り

|

 こんにちは。カンボジア事務所の筒井です。カンボジアでは、年始の1日はお休みですが、それ以外はクリスマス、年末、お正月もなく、ふだんどおり仕事をします。その代わり、伝統行事を祝う大型連休が4月、5月、10月、11月にあります。今回は、少し趣旨を変えて、カンボジアの伝統的な文化に目を向けてみたいと思い、10月のプチュンバン(お盆)と11月の水祭りについて、当会スタッフのチョムロンに記事を書いてもらいました。ところがその直後に、(日本でも大きく報道されたようですが)今年の水祭で300人以上の犠牲者を出す惨事が起きてしまいました。カンボジアの人びとみんながとても楽しみにしているお祭りで、このような痛ましい出来事が起きたのは何とも残念です。亡くなった方々のご冥福と、けがをされた方々の一刻も早いご回復を心よりお祈りいたします。

 

 

水祭り

スバイリエン州にてボートの練習をする人々©シーライツ 

 

 

水祭り

チョムロンです。今回はカンボジアの代表的な伝統行事についてお話したいと思います。水祭りはちょうど雨季の終わりごろに開催され、陰暦の満月に合わせて行われるため、毎年時期が変わります。この水祭りは、カンボジアの祝日のなかでももっとも楽しみにされている行事です。中でも、長細いボートを利用したレースがとても人気があります。ボートレースは、かつてのアンコール王朝期の水軍の力強さを再現しているともいわれています。

各州を代表する選りすぐりの選手たちがプノンペンに集結し、3日間にわたるレースが展開されます。選手だけではなく、この時期は見物のために国中からおよそ200万人もの人がプノンペンを訪れます。特にレースが行われる川沿いは歩くスペースもないほどです。今年は、420艇、28000人以上の参加があったそうです。夜になると、さまざまな催し物が開催されています。昼間はとても暑いですが、夜になると涼しくなり、人々はゴザを敷いてごちそうを食べたり話したりと余興を活発に楽しみます。若い人たちの出会いの場にもなっています。熱戦の後も、それぞれ各地に帰った選手たちは熱気が冷めやらず、地元でも純粋に楽しむためにレースをしばらく続けます。

 

プチュンバン

チョムロンの地元のお寺©シーライツ 

 

 

プチュンバン(カンボジアのお盆)

プチュンバンは、陰暦10月末日に行われるお祭りで、今年は10月でしたが年によっては9月のときもあります。仏教徒のカンボジア人にとっては、重要な宗教行事で、日本のお盆ととても似ていると思います。

お祭りは15日間続きます。この間、人々は地元のお寺だけではなく、遠くのお寺まで車に乗り合わせて出かけて、お布施をします。私たちの信仰では、先祖の魂と再会するために、少なくとも7か所のお寺を回らなければならないとされています。先祖の魂は、プチュンバンの15日間の間だけは自由に動き回ることを許され、人々が食べ物を供えて準備します。

プチュンバンは、「集める」という意味があります。15日目は特に家族全員が集まり、お寺に向かいます。カンボジア人はとても信仰深く、霊の存在を信じています。ご先祖様と会うために、このように家族でお寺をお参りするわけです。

 

 

水祭りとプチュンバンは、通学や仕事のために親元を離れて暮らしている人たちにとって、帰省するいい機会にもなっています。カンボジア人は家族思いで、通学するにしてもなるべく自分で学費を稼ぎ、就職しても給料のかなりの割合を家族に送金しているほどです。このようなカンボジア人にとって、水祭りとプチュンバンは、家族や親族が集まって団らんしたり、一緒に旅行に出かけたりする季節でもあります。私も必ず水祭りとプチュンバンの間は、地元に帰り、家族や親類と食事をとり、楽しい時間を共にしています。

 


寄付のお願い
最近の記事
カテゴリー
月別アーカイブ
 Copyright(C) (特活)国際子ども権利センター All rights reserved.