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【 報告 】

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 毎年6月12日の児童労働反対世界デーにちなんで、国際子ども権利センター(シーライツ)は、フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)とともに、児童労働について考えるきっかけ作りのための御堂筋ウォークを行っています。

 今年も「児童労働反対世界デーキャンペーン2010」の一環として、FTCJとの共催で、6月6日(日)に「めっちゃ学校行きたいねん!御堂筋ウォーク2010」を行いました。

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 今回は、気軽な雰囲気で参加できるようキャンペーンのロゴマークをTシャツやカバンなどに自由に貼り付けたり、多くの高校生の皆さんがウォークに参加してくれたり、いつもよりカジュアルでフレッシュなウォークになったと感じた人も多かったのではないでしょうか。

 早い人は12時過ぎから淀屋橋近くの公園で準備をし始め、出発30分前には約40人の方が集合し、ウォークの注意事項など打合せの後、14時に御堂筋へ進みました。


66walk 004.jpg 市役所前から御堂筋を南下、心斎橋から難波まで来ると次第に歩行者も多くなってきます。午後の日差しも強く、汗も出てきます。

 私たちは児童労働によって教育の機会を奪われたらその子どもの未来の可能性まで奪うことになること、また安全でない重労働や不当に安い賃金で働かされることで、子どもたちの健康や精神的なダメージが避けられないことなど、かわるがわるスピーカーでアピールしながら歩きました。
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 車や歩行者の中には、不思議そうにこちらを眺める人もいれば、手を振ってくれる人、行進する姿を煙たそうに見る人、いろいろいらっしゃいました。

 大声でアピールした人に交じって、慣れない靴で足を痛めながら歩いた人、重い荷物を持って歩いてくれた人もいましたが、約一時間半のウォークのあとは、皆さん晴れ晴れとした表情でした。ご参加ありがとうございました。


 このストレスの多い現代社会においては、自分の周りに見えるもの、自分が関心のある物事以外は無関心でいることが、自己防衛する方法なのかもしれません。
 また日本ではない遠くの国で名前も知らない子どもが被害に遭っている児童労働が自分とどうつながっているのか、理解しにくい人もきっと多いと思います。

66walk 007.jpg ただ、見えにくいことをいいことに、グローバル経済の中で私たち手にする安価な製品の中には、子ども達の未来を奪って作られたものがある可能性があります。また、私たちの豊かな生活は、そんな子ども達の自由や健康、教育などを奪うことによって成立しているかもしれません。そういうことを考えないまま、一日一日が過ぎていくのではなく、そんな不条理なことを少しでも気付くきっかけになってくれたらと思いながら、歩いていました。

 このウォークをゴールしたからといって、直接、どこかの子どもが助かるわけではありません。
 でも、みんなが少しでも世界のおかしいことに気づき、おかしい事をおかしいということで、人が社会が変わっていくと信じています。
 「自分が変わらないのに世界なんか変えられない」=「自分が変われば世界も変わる」
 そう信じて次の一歩を踏み出しましょう!
 皆さんありがとうございました。               (C-Rights関西事務所谷口)

中学生と人権学習

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 2010年5月20日、岐阜県の岐阜市立厚見中学校から6人の中学3年生が人権学習の一環で東京事務所を訪問してくれました。
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 まずは、DVDを見ながら、シーライツの団体紹介とカンボジアでの活動紹介をしました。続いての『子どもの権利』についての説明では、イラストを使ってより具体的に『生きる権利』、『育つ権利』、『守られる権利』、『参加する権利』を伝えました。日本で生まれ育った中学生に、『子どもの権利』という言葉を投げかけても、ピンとこないようでしたが、そんな時は、カンボジアなどの途上国の事例を挙げて説明しました。
 その後、『日本の子どもは何をして働いているの?』というインドの働く子どもたちの声を紹介した絵本を見ながら、途上国の児童労働に触れました。
 約1時間のやり取りの中で、訪問してくれた中学生も、次第に、途上国の子どもたちがどのような生活を送っているのか、また、私たち日本人が直接的、間接的に現地の子どもたちにどのような影響を与えているかなどを知ることができたようです。
 最後に、「今日、見たこと、聞いたこと、学んだことを家族や友達にも伝えてほしい」「こういった状況を変えていくために小さなことでもいいから、できることをしてほしい」というメッセージを伝えて、訪問は終了しました。tokyooffice100520(2).jpgのサムネール画像

 後日、訪問してくれた中学生から感想文が届きました。
 『お話や見学の中で印象に残ったこと』という設問の中で、ある女の子は、「(途上国では)飢えで死んでしまう子どもがいるというのは聞いたことがあったけど、6~7歳の子どもがおとなの性の相手をさせられているということが一番印象に残りました」と書いていました。そして、『これからやってみたいこと、実際にやったこと』という設問には、「日本とカンボジアでは、こんなに生活に差があることを知って、私にも何かできるならやりたい、と思いました」という抱負や「祖母がカンボジアに旅行に行くと言っていたので、国際子ども権利センターで教えていただいたことを伝えました」という報告が書かれていました。「ボランティア活動など、積極的にやっていけたらいいなと思います」という感想文もありました。
 別の女の子は、『もっと知りたかったこと』という設問に、「子どもたちが働いていて、なぜ親は何とも思わないのかを知りたい」と書いていました。私たちスタッフとしては、事務所訪問時に「カンボジアでは、『子どもは家族のために働くのが当たり前』という習慣があります」と説明はしたのですが、うまく伝わらなかったのかもしれません。もしかしたら、そのようなカンボジアの習慣があまりにも現代の日本とかけ離れていて、理解しづらかったのかもしれません。「伝える」ということの難しさをスタッフ一同、実感しました。

 事務所訪問は、小・中・高校生が対象で、修学旅行や授業の一環の場合のみ、受け入れていますが、若い世代に、このように途上国の現状やシーライツの活動を知ってもらえる機会を持てることは、とてもうれしいことだと思います。
 この場を借りて、厚見中学校の先生・生徒の皆さんに感謝申し上げます。

 生徒の皆さんの次のステップに期待しています!!

 (東京事務所:小和瀬陽子)

5月1日(土)、大阪事務所は大阪城公園(太陽の広場)で開催された「第81回大阪地方メーデー」において、初めてのブース出展を行いました。当日はまぶしい日差しが降り注ぐ五月晴れの下、汗ばむほどの陽気に大勢の方が続々とテントに詰めかけられ・・・・、のはずでしたが、あにはからんや突風の中で閑古鳥の鳴き声を聞きながら悪戦苦闘の一日を過ごしました。


 実際10時開始の式典には、さすがに大阪でのメーデーだけあって多数の団体から計約7万人(主催者発表)が参加され、来賓の挨拶や数々のアピールも力強くこだましていました。天気も上々で、だれもが式典終了後にどっと押し寄せる(はずの)人波を想像し、準備にいそしんでおりました。しかし、この時点ですでに予想外の手ごわい敵が現れていたのです。
そればたえまなく吹き付ける強風で配布すべきチラシはもちろんパネルや机上に置いた小物にも容赦なく襲いかかりました。紙吹雪対策として使っていた小石も簡単に吹き飛ばす勢いで、舞い上がったチラシを何度追いかけたことかわかりません。
 とにかく準備を終え、ほどなく式典も終了しました。人垣が崩れてステージでイベントが始まり、いよいよ本番突入です。大勢の方がテントの方へ突進してこられました。ところが、これはまたどうしたことでしょう。参加者の大半はブースを尻目にテントの間をすり抜けられ、そのまま公園の外へそそくさと出て行かれるではありませんか。「一体どないなっとんねん?ちょっと待っとくんなはれ、殺生やがな!」
 後はブースを訪ねられる参加者もちらほらで、それも活動内容より掘り出し物(衣類、古本等)に目を留められた方が多かったように思われました。あい変わらずの強風と、あまり盛り上がらぬステージから聞こえてくる司会者たちの甲高いトークが、雰囲気を更に白けたものにしていたと感じたのは筆者だけでしょうか。前回出展したワン・ワールド・フェスティバルが大盛況であっただけに、落差の大きさが余計に際立ったようです。
 

 と、ここまで書き連ねてきましたが、やはり現実から目をそむけるけるわけにはゆきません。足早に通り過ぎられた多くの方が、児童労働にほとんど関心を示されなかったのはなぜでしょうか。先進国のおとなの労働者は、「南の国のはたらく子どもたち」のことまで配慮する余裕がないのでしょうか。いな、そもそも来られたみなさんは児童労働が世界に存在する事をご存知なのでしょうか。ご存知であるにもかかわらず関心を寄せようとされない方に児童労働の過酷さを今一度考えていただくのはかなり困難かもしれません。しかし存知なかった方や何をすべきかおわかりにならなかった方に、その実態やわたしたちにできることをお伝えすることはできます。また、いったんお知りになれば、深く関心を持たれる方が少なからずいらっしゃることも、わたしたちははこれまでの啓発活動を通じて何度か経験しています。
 「まずは、一人でも多くの方に実態を知っていただく」、「そのためにどうすべきか知恵を絞る」。この努力の積み重ねがなければ、いつまでたってもブースに人波が押し寄せることは期待できそうにありません。大阪事務所が参加する次回のイベントは、6月6日に行われる「御堂筋ウォーク」です。果たして、沿道を行き交う人々に児童労働撤廃の願いをうまく伝えられるでしょうか。まさに知恵の出しどころです。

 何はともあれ今日の経験を踏まえ、大阪事務所はこれからもめげずに「気張りまっせー」。
<難波の翻訳士>


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