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報告

RIMG2088.jpg 7月12日は、暑い中、ワークショップ「感じよう、子どもの気持ち」に26名の方々が参加してくれました。

 はじめに農村の貧しい家庭で生まれ育ったスーダという子どもの物語を読み、その後の展開をグループで考えました。スーダは家が貧しいため都会に出てくず拾いや住み込みの手伝いの仕事をしますが、ある日友だちに体を売る仕事に誘われます。スーダだったらどうするか、そしていくつかあるNGOのプログラムの中で、スーダにとって良いと思われるもの、さらにそのプログラムによってスーダの何の権利が守られるかを考えました。

 後半は、甲斐田代表理事がカンボジアの子ども買春の現状と、そのためにどのような取り組みがされているか事例を挙げながら話をしました。子どもが買春や危険な労働から守られることはもちろん、子どもが働きに出なくて済むよう、親に収入を得る力をつけてもらうことが大切とのことでした。

RIMG2099.jpg<参加者アンケートより>
・子どもの気持ちになって考えること、実際自分がその立場だったら?と考えてみることはとても大切だと思いました。(30代、女性)
・おとなが「こうしてあげればいい」と思っていることばかりを押し付けるのではなく、子ども自身が「こうしたい」と思う力を育てる活動の姿を垣間見られた。(30代、女性)

 

 今回のワークショップにはTOKYO FMの方も子ども買春の取材の一環として参加され、甲斐田代表理事とワークショップに参加された方々のインタビューが、7月22日(火)午後4時からの「バイブル」という番組でちょこっと放送される予定です。よろしければぜひお聴きください。

 8月2日(土)には、タイの人身売買や子ども買春をテーマにした映画「闇の子どもたち」が公開されます。こちらもぜひご覧ください!
公式サイトはこちら↓↓

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 2007年度に行った事業の報告第4弾です。今回は、ストリートチルドレンを守る、チャイルドセーフ・ホットライン事業の報告をいたします。

事業名:チャイルドセーフ・ホットラインプロジェクト
実施期間:2007年11月から2008年2月
実施場所:カンボジア プノンペン
目的:路上で暮らしたり働いたりする子どもたち(ストリートチルドレン)を性的虐待・性的搾取、暴力、麻薬などさまざまな危険や権利侵害から保護すること
目標:子どもが暴力を受けていたり、危険にさらされていたりするような状況を見つけた場合、夜や週末でも24時間ホットラインに電話をかけられるようにする。連携体制を強める。


チャイルドセーフ・ホットラインとは
ChildSafe012.jpg NGOのフレンズ・インターナショナルは、日々、危険にさらされているストリートチルドレンを様々な種類の暴力(性的・身体的・精神的暴力、麻薬に関するもの)から守り、子どもの権利を実現するためにチャイルドセーフ・ネットワークプログラムを実施しています。
 チャイルドセーフ・ホットラインプロジェクトは、暴力や危険にさらされている状態にいる子ども自身や、そうした子どもを見つけた人が電話をかけて支援を求められるようにするものです。そして、電話を受けたホットラインのスタッフは、助けを必要としている子どもの場所へ専門のサポートチームを派遣します。
 危険な状態にある子どもたちをさまざまな機関に連れていくことができる昼間と違い、夜間は対応してくれない機関が多いので、より専門的なスタッフが必要になります。
hotline2.jpg 2007年7月に始まったホットライン事業は、10月まで平日の昼間しか運営されていませんでした。これを24時間体制にし、夜間や土日も緊急事態にある子どもを保護することができるようにしたいということで、シーライツは増えた時間帯に対応するスタッフと専門家の人件費を支援しました。
 2007年11月から2008年2月までのシーライツの支援期間中、ホットラインには、夜間と週末に108件の電話のアクセスがありました(通話時間は合計約162時間)。ストリートチルドレンに対する暴力などの性質上、6割近くのケースがこの時間帯に起こりました。


対処されるケース
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 チャイルドセーフ・ホットラインで通報されたケースのほとんどは、ストリートに住む子ども達や若者が事故やケンカでケガをしたり、病気になったりして医療援助が必要な状態でした。また、妊娠をした女の子が安全に子どもを出産できるように、病院に連れて行く人を必要としている場合もありました。
 さらに2007年7月から2008年2月の間には、ホットラインに64件の移住(出稼ぎ)してきた子どもや若者のケースの通報がありました。これは「安全な移住」チームのメンバーが、プノンペンに着いたばかりで行き場所のない子ども達について通報をしたためです。新しく移住してきた子ども達は、到着した初めての夜に暴力の被害に遭う確率が高いのです。ネットワークの協力体制、つまり、ホットラインでの対処とフレンズの「安全な移住」チームの専門家達の協力体制によって、地方からプノンペンに出てきた子どもたちは、安全に家族のもとに返されるか、またはフレンズ・トレーニングセンターで職業訓練を受けるなど、市内の安全な場所に連れて行かれます。
 暴力に関するケースとしては、例えば、性的虐待に遭った子どもや人身売買や家庭内暴力の被害にあった子どものケースがあります。捨てられた子どもや迷い子のケースもあります。


ホットラインへのアクセスの増加
hotline3.jpg 8か月の間に、プノンペン・チャイルドセーフホットラインは合計で284件の電話相談を受けました。ホットラインサービスは主に口伝えで広まり、2007年の12月には最大の57通話にまで伸びました。
 フレンズ・インターナショナルは、今後、このサービスをシエムリアップやシアヌークビルにまで広げていく計画を立てています。
 私たちは、プノンペンだけでなく、観光客が多いそれらの地域でもホットラインによって子どもたちが守られることを願っています。チャイルドセーフ・ホットライン事業の支援にご興味のある方は、シーライツ東京事務所までぜひご連絡ください。
(翻訳協力:中島利恵子)

 2007年度に行った事業の報告第3弾です。今回は、子どもの性的搾取を防止するための学校における子どもの権利教育の推進を評価するワークショップの報告をいたします。

事業名:子どもの権利教育事業の評価ワークショップ
実施期間:2008年3月13日から2008年3月14日
実施場所:カンボジア カンダール州、コンポンチャム州、シエムリアップ州
目標:3つの州の学校で子どもの権利教育を進める上での成果と課題を話し合い、将来に向けて計画を立てる

crf_ws080314.jpg シーライツのパートナー団体の子ども権利基金(以下CRF)は、学校における子どもの権利教育を進めており、その中で子どもたちが自分たちと友達を性的搾取、人身売買から守ることができるようにすることを重視しています。そして、その推進にあたっては、教員養成校と州の教育局がワーキンググループをつくって教員の養成や子どもが参加できる体制づくりをしています。今回、CRFと協働で過去3年間にわたってカンダール州とコンポンチャム州、およびシエムリアップ州で行ってきたその事業を振り返り、今後どのようにこの事業を進めていけばいいかの評価ワークショップを実施しました。それぞれの州から作業部会のリーダーをつとめる州教育事務所の次長などが参加し、教員養成校の校長先生、カンボジア事務所スタッフも含め合計17名が参加しました。

 その結果、ワーキンググループのメンバーとしてかかわっている各州の教育局の職員はそれぞれ成功点や課題を話し合い、共有することができ、さらに子どもたちを守る権利教育を進めていく意義や戦略を見出し、その計画を立てることができました。

 課題としては、子どもの性的搾取を防止する子どもの権利教育を学校でさらに進めていくために、子どもクラブの子どもたちが主体となって子どもの権利を普及していけるようにすることが重要とされました。

 この事業は、大阪聖パウロ教会と東京都から助成を受けたほか、多くの方々からのご寄付により実施することができました。ご支援くださった皆さま、どうもありがとうございました。引き続き、2008年度もどうぞよろしくお願いいたします。

[報告]性的搾取の被害者支援

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 2007年度に行った事業の報告第2弾です。今回は、性的搾取の被害者支援事業の実施状況とその成果をご報告いたします。

事業名:性的搾取の被害者の支援
実施期間:2007年4月1日から2008年3月31日(2005年9月から継続)
実施場所:カンボジア プノンペン
目標:性的搾取・性被害を受けた少女・女性の自立

 性産業で働いている女性たちの中には妊娠して幼い子どもを育てている女性がいて、性産業で働くことをやめてほかの仕事に就きたいと思っても、子どもがいるのでそれができないと諦めている場合も多く見られます。そのような女性たちにも職業訓練を受ける機会を提供するためにアフェシップ(AFESIP:Action for Women in Distressing Situation:困難な状況におかれた女性のための活動)のトムディという職業訓練センターで保育ケア事業を実施しました。

tomdycenter.jpg 具体的には女性たちが住み込みで職業訓練を受けているセンターの1室を保育室に改造し、保育士を雇い、昼間、女性たちが職業訓練を受けている間(午前7時半から午後5時まで。途中12時から午後2時まで昼休み)に子どもたちの保育をすることができるようにしました。

 この結果、女性たちは集中して職業訓練を受けることができるようになりました。それまでは、幼い子どもがいて職業訓練を受ける女性たちは、子どもを親に預けるために別々に暮らさざるをえず、職業訓練に集中できないことも多かったのですが、女性たちは昼休みには子どもと一緒に食事をとることができ、夜は一緒に寝ることができるため、精神的な安定も得られました。

 この保育サービスの結果、7人の女性が洋裁の職業訓練を受け、生後1ヶ月から2歳までの7人の子ども(うち6人は女の子)が衛生的で健全な環境の中で、栄養のある食事をとりながら毎日規則正しい生活を送ることができるようになり、健やかに発達することができました。

 保育ケアを受けた子どもたちは、最初は顔色が悪くやせていて、それまでの環境から言葉遣いが悪く、食事のマナーもできていませんでした。遊ぶ際もおもちゃを独り占めして、自分だけで遊ぼうとしていました。しかし、ここで良い幼児教育を受け、幸せな気分を味わうことができるようになるにつれ、子どもたちの態度は変わり、相手を思いやることができるようになりました。礼儀正しく挨拶をしたり、感謝の気持ちを表したりすることができるようになりました。これらの変化を見て、センターで暮らすほかの女性たちも保育士の保育のやり方から多くを学んでいます。

  この事業は、てのひら~人身売買に立ち向かう会、東京都から助成を受けたほか、多くの方々からのご寄付により実施することができました。
 ご支援くださった皆さま、どうもありがとうございました。引き続き、2008年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 2007年度に行った事業の一つである、子どもの人身売買と性的搾取の防止事業の実施状況とその成果をご報告いたします。

事業名:子どもの人身売買・性的搾取防止事業
実施期間:2007年9月から2008年3月(2008年6月まで実施予定。その後、7月からさらに継続)
実施場所:カンボジア スバイリエン州チャントリア郡
目標:児童労働と人身売買のリスクが高いスバイリエン州の地域において人身売買をなくす

女の子1人とお米.JPG スバイリエン州チャントリア郡は、ベトナムとの国境を接しており、小学校低学年の子どもたちがベトナムに物乞いや農作業の出稼ぎに行くことが多い地域です。その出稼ぎの過程で子どもたちは性的搾取や人身売買のリスクに遭いやすくなっています。
 シーライツでは、HCC(子どものためのヘルスケアセンター)とのパートナーシップのもと、この地域の10の小学校・中学校と二つの地域で子どもの権利や人身売買・性的搾取に関するトレーニングを実施し、「学校を拠点とする子どもの人身売買ネットワーク(SBPN School Based Prevention Network)」「地域を拠点とする子どもの人身売買ネットワーク(CBPN Community Based Prevention Network)」を作り、そのネットワークメンバーを通じて、子どもたち自身とその周辺の大人たちに、子どもの権利に関する知識や認識の普及をし、人身売買や子どもの性的搾取を防止することができました。
 あわせて、被害者になりやすい貧困層の子どもを対象に奨学金プログラムと出稼ぎを減らすための収入向上プログラム(最貧困家庭に牛を貸し出し、家庭菜園の農法指導と種子給付)を実施しました。この結果、特に子どもが人身売買に巻き込まれやすい危険な出稼ぎを食い止めることができました。(写真は、奨学金としてお米を受け取る少女)

この事業での裨益者は以下のとおりです。
・2つのコミューン(チュレとプレイコキー)でトレーニングを受けた地域のリーダー(CBPN) :15人
・2つのコミューン(チュレとプレイコキー)でトレーニングを受けた学校の子どもたち(SBPN):121人
・5つのコミューン(上記二つとバティ、バベット、プラサート)でCBPNによって情報を受け取った地域住民:8661名
・SBPNによって情報を受け取った子どもたち:1740名
・奨学金(米)を受け取った少女の家族:20世帯
・奨学金(文房具)を受け取った少女:50名
・収入向上プログラムでトレーニングおよび牛の貸し出しを受け、家庭菜園用の種子を受給した家庭:10世帯

 この事業は、国際ボランティア貯金、東京都、全労済、連合、サッポロビール労働組合、真如苑、エアラインズクラブから助成金を受けたほか、多くの個人の方々からのご寄付により実施することができました。
 ご支援くださった皆さま、どうもありがとうございました。
 引き続き、2008年度もどうぞよろしくお願いいたします。

会報61号に掲載された報告記事(PDF) 1月に多くの皆様のご協力のもと、各地でのソマリー・マムさんの講演会を成功裡に終えることができました。どの会場にも多くの若者がつめかけ、ソマリーさんのお話に熱心に耳を傾けてくれました。ソマリーさんは、質問に答えるかたちでご自分の体験を話さざるを得ないことも多く、そういうときはつらくて、夜眠れなくなったりしていたようですが、ひとたび講演会が始まると終始笑顔で参加者やボランティアに接してくれました。

 10年前、彼女が活動を始めたころは、日本人といえば、少女たちに残虐な行為をする買春宿の客しか知らなかったので、日本人に対して悪いイメージしか持っていなかったが、今回、多くの関心を寄せる日本の方々に会ってエンパワーされたと話していました。最後の佐世保の講演会場で、「どうか、このいいイメージのままの日本人でいてください」、と訴えて日本を後にしました。

 会報「こむこめ(子夢子明)」61号(3月15日発行)に掲載しているソマリー・マムさん招聘事業の詳細な報告は、こちらのPDFファイル somaly2008.pdf (1.9MB)をダウンロードしてご覧いただくことができます。

  <目次>

 P2 ソマリーさん招聘事業の経緯

 P3 ソマリーさん講演内容

 P4 甲斐田万智子講演内容、早稲田大学報告

 P5 早稲田大学でのアンケートに寄せられた感想、桜美林大学報告

 P6 会員さんの速報

 P7 明治学院大学報告

 P8 大阪大谷大学報告

 P9 佐世保報告

 

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