ひとりでも!
ひとりから!
エンパワーメント
子どもの権利とは
資料室
リンク集
あの人この一冊

JANIC NGOサポート募金
NGOアリーナ 寄付サイト
募金サイト イーココロ!
powerd by フェアトレード&オーガニックショップ福猫屋

事業報告: 2008年6月アーカイブ

 2007年度に行った事業の報告第3弾です。今回は、子どもの性的搾取を防止するための学校における子どもの権利教育の推進を評価するワークショップの報告をいたします。

事業名:子どもの権利教育事業の評価ワークショップ
実施期間:2008年3月13日から2008年3月14日
実施場所:カンボジア カンダール州、コンポンチャム州、シエムリアップ州
目標:3つの州の学校で子どもの権利教育を進める上での成果と課題を話し合い、将来に向けて計画を立てる

crf_ws080314.jpg シーライツのパートナー団体の子ども権利基金(以下CRF)は、学校における子どもの権利教育を進めており、その中で子どもたちが自分たちと友達を性的搾取、人身売買から守ることができるようにすることを重視しています。そして、その推進にあたっては、教員養成校と州の教育局がワーキンググループをつくって教員の養成や子どもが参加できる体制づくりをしています。今回、CRFと協働で過去3年間にわたってカンダール州とコンポンチャム州、およびシエムリアップ州で行ってきたその事業を振り返り、今後どのようにこの事業を進めていけばいいかの評価ワークショップを実施しました。それぞれの州から作業部会のリーダーをつとめる州教育事務所の次長などが参加し、教員養成校の校長先生、カンボジア事務所スタッフも含め合計17名が参加しました。

 その結果、ワーキンググループのメンバーとしてかかわっている各州の教育局の職員はそれぞれ成功点や課題を話し合い、共有することができ、さらに子どもたちを守る権利教育を進めていく意義や戦略を見出し、その計画を立てることができました。

 課題としては、子どもの性的搾取を防止する子どもの権利教育を学校でさらに進めていくために、子どもクラブの子どもたちが主体となって子どもの権利を普及していけるようにすることが重要とされました。

 この事業は、大阪聖パウロ教会と東京都から助成を受けたほか、多くの方々からのご寄付により実施することができました。ご支援くださった皆さま、どうもありがとうございました。引き続き、2008年度もどうぞよろしくお願いいたします。

[報告]性的搾取の被害者支援

|

 2007年度に行った事業の報告第2弾です。今回は、性的搾取の被害者支援事業の実施状況とその成果をご報告いたします。

事業名:性的搾取の被害者の支援
実施期間:2007年4月1日から2008年3月31日(2005年9月から継続)
実施場所:カンボジア プノンペン
目標:性的搾取・性被害を受けた少女・女性の自立

 性産業で働いている女性たちの中には妊娠して幼い子どもを育てている女性がいて、性産業で働くことをやめてほかの仕事に就きたいと思っても、子どもがいるのでそれができないと諦めている場合も多く見られます。そのような女性たちにも職業訓練を受ける機会を提供するためにアフェシップ(AFESIP:Action for Women in Distressing Situation:困難な状況におかれた女性のための活動)のトムディという職業訓練センターで保育ケア事業を実施しました。

tomdycenter.jpg 具体的には女性たちが住み込みで職業訓練を受けているセンターの1室を保育室に改造し、保育士を雇い、昼間、女性たちが職業訓練を受けている間(午前7時半から午後5時まで。途中12時から午後2時まで昼休み)に子どもたちの保育をすることができるようにしました。

 この結果、女性たちは集中して職業訓練を受けることができるようになりました。それまでは、幼い子どもがいて職業訓練を受ける女性たちは、子どもを親に預けるために別々に暮らさざるをえず、職業訓練に集中できないことも多かったのですが、女性たちは昼休みには子どもと一緒に食事をとることができ、夜は一緒に寝ることができるため、精神的な安定も得られました。

 この保育サービスの結果、7人の女性が洋裁の職業訓練を受け、生後1ヶ月から2歳までの7人の子ども(うち6人は女の子)が衛生的で健全な環境の中で、栄養のある食事をとりながら毎日規則正しい生活を送ることができるようになり、健やかに発達することができました。

 保育ケアを受けた子どもたちは、最初は顔色が悪くやせていて、それまでの環境から言葉遣いが悪く、食事のマナーもできていませんでした。遊ぶ際もおもちゃを独り占めして、自分だけで遊ぼうとしていました。しかし、ここで良い幼児教育を受け、幸せな気分を味わうことができるようになるにつれ、子どもたちの態度は変わり、相手を思いやることができるようになりました。礼儀正しく挨拶をしたり、感謝の気持ちを表したりすることができるようになりました。これらの変化を見て、センターで暮らすほかの女性たちも保育士の保育のやり方から多くを学んでいます。

  この事業は、てのひら~人身売買に立ち向かう会、東京都から助成を受けたほか、多くの方々からのご寄付により実施することができました。
 ご支援くださった皆さま、どうもありがとうございました。引き続き、2008年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 2007年度に行った事業の一つである、子どもの人身売買と性的搾取の防止事業の実施状況とその成果をご報告いたします。

事業名:子どもの人身売買・性的搾取防止事業
実施期間:2007年9月から2008年3月(2008年6月まで実施予定。その後、7月からさらに継続)
実施場所:カンボジア スバイリエン州チャントリア郡
目標:児童労働と人身売買のリスクが高いスバイリエン州の地域において人身売買をなくす

女の子1人とお米.JPG スバイリエン州チャントリア郡は、ベトナムとの国境を接しており、小学校低学年の子どもたちがベトナムに物乞いや農作業の出稼ぎに行くことが多い地域です。その出稼ぎの過程で子どもたちは性的搾取や人身売買のリスクに遭いやすくなっています。
 シーライツでは、HCC(子どものためのヘルスケアセンター)とのパートナーシップのもと、この地域の10の小学校・中学校と二つの地域で子どもの権利や人身売買・性的搾取に関するトレーニングを実施し、「学校を拠点とする子どもの人身売買ネットワーク(SBPN School Based Prevention Network)」「地域を拠点とする子どもの人身売買ネットワーク(CBPN Community Based Prevention Network)」を作り、そのネットワークメンバーを通じて、子どもたち自身とその周辺の大人たちに、子どもの権利に関する知識や認識の普及をし、人身売買や子どもの性的搾取を防止することができました。
 あわせて、被害者になりやすい貧困層の子どもを対象に奨学金プログラムと出稼ぎを減らすための収入向上プログラム(最貧困家庭に牛を貸し出し、家庭菜園の農法指導と種子給付)を実施しました。この結果、特に子どもが人身売買に巻き込まれやすい危険な出稼ぎを食い止めることができました。(写真は、奨学金としてお米を受け取る少女)

この事業での裨益者は以下のとおりです。
・2つのコミューン(チュレとプレイコキー)でトレーニングを受けた地域のリーダー(CBPN) :15人
・2つのコミューン(チュレとプレイコキー)でトレーニングを受けた学校の子どもたち(SBPN):121人
・5つのコミューン(上記二つとバティ、バベット、プラサート)でCBPNによって情報を受け取った地域住民:8661名
・SBPNによって情報を受け取った子どもたち:1740名
・奨学金(米)を受け取った少女の家族:20世帯
・奨学金(文房具)を受け取った少女:50名
・収入向上プログラムでトレーニングおよび牛の貸し出しを受け、家庭菜園用の種子を受給した家庭:10世帯

 この事業は、国際ボランティア貯金、東京都、全労済、連合、サッポロビール労働組合、真如苑、エアラインズクラブから助成金を受けたほか、多くの個人の方々からのご寄付により実施することができました。
 ご支援くださった皆さま、どうもありがとうございました。
 引き続き、2008年度もどうぞよろしくお願いいたします。

寄付のお願い
最近の記事
カテゴリー
月別アーカイブ
 Copyright(C) (特活)国際子ども権利センター All rights reserved.