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6.子どもの感情表明を大事にするとともに、心理的負担へのケアを充分に行なう
子どもにかぎらずおとなでも、怒ったり、泣いたりといった一見ネガティブな感情を表出させることがあります。けれども、こうした感情はかならずしもネガティブなものではなく、ひとつの自己表現です。その感情表明を大事にし、その感情がどこから出てきたものなのか、背景にあるメッセージは何なのか、隠れている問題はどのようにすれば解決できるのかといった点をともに模索することによって、建設的な方向に踏み出せることは少なくありません。
怒りや悲しみといった、これまでネガティブなものと考えられてきた感情をおたがいに大事にし、建設的なエネルギーへと変えていくための努力が必要です。自分や他人の感情に向き合うことはときに非常に困難ですが、感情との建設的なつきあい方を学習しあっていくこと、しんどいときに支えあえるような関係・体制を整えておくことなどが求められます。
また、活動・事業を進めていくなかで、子どもたちが大きな心理的負担を負う場面が生じることもあります。たとえば、ワークショップをするなかで自分の過去や内面を振り返ることは、きちんとしたケアの体制が組まれていなければ、心に深い傷を残したままになる可能性があります。また、不登校、差別、虐待、いじめなどで自分が悩んだり傷ついたりした経験を人前で話すことにも、大きな心理的負担がともないやすいものです。JICRCでも、こうしたケアが充分に用意されないまま、こうした機会を設けてしまったことがありました。
こうした機会を設けるさいには、充分な知識・経験・スキルを持ったファシリテーターを確保する、ワークショップ等のあとに心のケアのための時間を設けるなど、充分な配慮と体制を整える必要があります。また、企画・運営メンバーがワークショップにこれまであまり参加したことがなかったりする場合には、実際にワークショップに参加してみることも重要な経験と言えるでしょう。
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