チャイルドセーフ・ネットワーク・キャンペーン

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カンボジアへ旅行されるみなさまへ
カンボジアでは観光産業の拡大にともない、世界中から多くの旅行者が訪れるようになりました。都市部や観光地が発展する一方、旅行者に花や果物、ポストカードなどを売ったり物乞いをしながら一日の大 半を路上で生活するストリートチルドレンがたくさんます。路上生活は性的搾取やさまざまな暴力、麻薬などの危険と常に隣り合わせです。
残念なことに、一部の日本人旅行者がこうした犯罪に関与している事実があります。さらに多くの旅行者が、たとえ善意であれ、路上の子どもから物を買ったり、物やお金をあげたりすることで知らず知らずのうちに子どもの路上生活を助長してしまっています。

チャイルドセーフ・ネットワークキャンペーン
私たち、国際子ども権利センター(シーライツ)は、カンボジアで国際NGO"フレンズ・インターナショナル"(*1)が取組むチャイルドセーフ・ネットワーク事業(*2)を支援し、その事業で使われている旅行者向けリーフレット「チャイルドセーフ・トラベラーガイド」の日本語版を作成、普及のキャンペーンを実施しています。皆さまもこのトラベラーガイドを利用して子どもを守る活動にご協力ください。

*1フレンズ・インターナショナルとは 都市部の子どもと若者、その家族、地域や社会とともに、よりよい未来を築く活動を行なうNGOです。フレンズ・インターナショナルは、12カ国で事業を展開し、毎年50人を超える子どもたちを支援しています。
*2チャイルドセーフ・ネットワーク事業とは フレンズ・インターナショナルが国際的に展開している都市部のストリートチルドレンらを虐待から守る活動のこと。子どもを守る活動に社会のキーパーソンや旅行者を積極的に参加させ、子どもが危険な状況とは何か、どう対処するかについての研修を実施している。


チャイルドセーフ・トラベラーガイドは以下の場所で入手できます
・設置場所:在日本国カンボジア大使館(東京)、在札幌カンボジア王国名誉領事館、在名古屋カンボジア王国名誉領事館、在大阪カンボジア王国名誉領事館、在福岡カンボジア王国名誉領事館
・認定NPO法人 国際子ども権利センター(シーライツ)事務局
〒110-0015 東京都台東区東上野1-20-6丸幸ビル3階
※郵送も可能です。
info@c-rights.orgにお問合せください。


カンボジアの子どもを助ける7つの方法

その1:
チャイルドセーフ・メンバーを支援しましょう。

チャイルドセーフ・メンバー(バイクタクシー、トゥクトゥク、ホテル/ゲストハウス、飲食店、インターネットカフェ、旅行代理店等)は子どもを危険から守るためのトレーニングを受けています。
www.childsafe-cambodia.org
上記サイトでチャイルドセーフ・メンバーのリストをご覧いただけます。下のロゴマークのついた乗り物やお店をぜひご利用ください。
また、チャイルドセーフ・センターへも一度足をお運びください。
住所:#71, Street 174, Phnom Penh.
その2:
路上、ビーチ、寺院などで物売りをする子どもから買う前に、よく考えましょう。
また物乞いをしている子どもや乳幼児をつれた親にお金をあげることはやめましょう。

私たちが物やお金をあげてしまうことで子どもが路上で働き続け、その結果危険な目にあうことにもつながります。本当に子どもを助けたいと思うなら、直接何かを与えるのではなく、子どもたちがより良い未来を送ることができるような活動にご支援ください。
その3:
子どもや家族を支援するために、チャイルドセーフ認定品を購入してください。

直接子どもにお金をあげる代わりに認定品を購入することで、子どもへの支援につながります。認定品は、子どもたちを学校に通わせたいと願う親や、仕事を見つけるために職業訓練を受けた元ストリートチルドレンの若者の手で作られています。
PhnomPenh:
Tooit Tooit: Russian Market, Stall #434
Friends@240: #32, Street 240
Friends’n’Stu: #215, Street 13
SiemReap:
Tooit Tooit: Old Market, Stall #14H
その4:
子どもの搾取につながるような行動はやめましょう。

カンボジアにはお金を得るために子どもを見せものにするような孤児院ツアーやスラム街ツアーが存在します。孤児院は子どもの家であり、子どもにとって安全で、プライバシーや権利が守られるき場所です
その5:
どのような理由であれ、自分の宿泊しているホテルの部屋に子どもを連れて帰ってはいけません。

子どもを性的虐待する犯罪者に間違えられるなどのトラブルにまきこまれる原因になります。
その6:
買春を容認している場所を利用しないでください。

ユニセフが行なった調査によると、東南アジアのメコン川流域諸国では、セックスワーカーの30〜35%が12〜17歳の子どもです。つまり、買春を容認しているホテルなどを利用することは、子どもを危険にさらす状況を許していることになるのです。
その7:
周囲に目を配りましょう。危険にさらされている子どもを目撃したら、下記ホットラインに通報してください。

全国警察ホットライン(性的虐待や人身売買)
023 997 919
チャイルドセーフ・ホットライン
プノンペン   012 311 112(英語のみ)
シェムリアップ 017 358 758(英語のみ)
シアヌークビル 012 478 100(英語のみ)

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認定NPO法人 国際子ども権利センター(シーライツ)
〒110-0015
東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル3F
TEL&FAX 03-5871-3980
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