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C-Rights: 2008年6月アーカイブ

[報告] 2008年度通常総会 (6月14日)

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 国際子ども権利センターは、特定非営利活動法人となって2回目の総会を6月14日に開催しました。当日の様子をご報告します。

【日時】 2008年6月14日(土) 13時半~15時
【場所】 文京シビックホール 会議室1 (東京都文京区春日)
【出席】 正会員の出席が11名、委任状24名で、定足数を満たしました。その他、オブザーバーとして賛助会員6名が出席しました。

080414_3.jpg はじめに、1号議案の2007年度事業報告を理事の牧田東一が行いました。
 続いて、代表理事の甲斐田万智子が2号議案の2007年度収支決算報告を行いました。収支計算書案について、以下の補足説明がありました。

・2007年度はフレンズのチャイルド・セーフ・ホットラインが24時間受付できるよう支援を行った。
・インド・プロジェクトへ大口寄付があったことから、CWCの職業訓練センターへ支援を行った。

 ここで1号議案、2号議案が承認されました。

 次に、3号議案の2008年度事業計画について代表理事の甲斐田と副代表理事の藤井浩子から説明がありました。以下は事業計画書案の説明の一部です。

・基本的に、これまでの4つのパートナー団体との協働事業を継続。
・フレンズのシエムリアップでのチャイルドセーフ事業を半年~1年支援することを検討中。
・アフェシップの縫製所にも保育室がほしいとリクエストがあるので、そちらも検討中。
 その後、代表理事の甲斐田から4号議案の2008年度収支予算の説明があり、3号議案および4号議案が承認されました。

080614_4.jpg 次に、5号議案の2008年度役員の選任が行われました。理事の牧田が理事会で選出された理事と監事の候補者を発表し、5号議案が承認されました。出席していた理事と、今回初めて出席された会員さんから一言ずつ自己紹介をしてもらいました。

 また、追加のお知らせとして、代表理事の甲斐田から、期末決算の繰越金の一部を、事業地での大規模な天災や団体の不測の事態に備えるための基金にする提案があり、承認されました。詳細は理事会で検討することになりました。

 最後に、代表理事甲斐田より以下のように挨拶があり、総会はほぼ定刻どおりに終了することができました。
「国際子ども権利センターは設立16年となり、NPO法人として2年目となって、皆さんのおかげでここまでやってこれたことを感謝します。やりたいことはたくさんありますが、シーライツの特徴である日本の子どもと南の子どもをつなぐ事業を99年を最後に行っていないので、近い将来にカンボジアの子どもをよんで、カンボジアの子どもから日本の子どもがパワーをもらえるような機会を作りたいと考えています。」

 資料は以下をご覧ください。(すべてPDFファイルです)
 2007年度事業報告書 pdf.jpg  2007jigyo_houkoku.pdf

 2007年度決算報告書 pdf.jpgのサムネール画像  2007kessan_houkoku.pdf

 2008年度事業計画書 pdf.jpgのサムネール画像  2008jigyou_keikaku.pdf

 2008年度予算書   pdf.jpgのサムネール画像   2008yosan.pdf  

2007年人身売買報告書(米国務省)(PDFファイル)

 先ごろ、米国務省の人身売買報告書2008が発表され、カンボジアが始めてランク2に引き上げられました。この日本語訳は、近いうちにアップしたいと思いますが、昨年末に2007年度の報告書のカンボジアとインドの部分を元カンボジア駐在スタッフの平野将人さんが翻訳してくださいましたので、掲載します。(日本語訳のあとに英語の原文を掲載しています。)

080614_2.jpg 6月14日(土)の午前、文京シビックホールの会議室にて報告会「カンボジアの児童労働と教育」を開催しました。カンボジア事務所から帰国中のスタッフ2名(甲斐田、近藤)と、2008年3月にシーライツの主催するカンボジア・スタディツアーに参加された4名の方々(幸田、高橋、岩崎、渡辺)がカンボジアの子どもの現状について報告し、33名の参加者が熱心に耳を傾けていました。

<感想アンケートより>

◇カンボジアの子どもたちや社会の様子を知ることができ、よかったです。単にお金や物を送る等の活動でなく、現地の様子や問題点をきちんと把握して適切な援助をしようという姿勢に共感しました。やはり、時間はかかるかもしれませんが村の人々や親を意識改革していく必要性を強く感じました。子どもの人権を守ることは本当に大切です。(中略)私にできることをできる範囲で関わらせていただきたいと思っています。(女性)

080618_1.jpg◇ツアーでの行動、活動が良くまとまっておりわかりやすかった。また、発表して下さった3人の方の、出席者へ自分たちが見てきたこと感じたことを必死に伝えようとする姿が印象的でした。(男性)

◇スタディツアーの参加者の方々の感想が大変真摯で私にとっても新鮮で心に響いた。スタディツアーの重要さ、必要性も大変感じた。(女性)


 ツアーに参加された方々の感想は、カンボジアだよりからも見ることができます。ぜひご覧ください。(カンボジアだよりはこちら)

 また、次回カンボジア・スタディツアーを8月26日~9月2日に開催します。百聞は一見にしかず。ツアーへの参加もぜひご検討ください!(ツアーの詳細はこちら)

 2007年度に行った事業の報告第3弾です。今回は、子どもの性的搾取を防止するための学校における子どもの権利教育の推進を評価するワークショップの報告をいたします。

事業名:子どもの権利教育事業の評価ワークショップ
実施期間:2008年3月13日から2008年3月14日
実施場所:カンボジア カンダール州、コンポンチャム州、シエムリアップ州
目標:3つの州の学校で子どもの権利教育を進める上での成果と課題を話し合い、将来に向けて計画を立てる

crf_ws080314.jpg シーライツのパートナー団体の子ども権利基金(以下CRF)は、学校における子どもの権利教育を進めており、その中で子どもたちが自分たちと友達を性的搾取、人身売買から守ることができるようにすることを重視しています。そして、その推進にあたっては、教員養成校と州の教育局がワーキンググループをつくって教員の養成や子どもが参加できる体制づくりをしています。今回、CRFと協働で過去3年間にわたってカンダール州とコンポンチャム州、およびシエムリアップ州で行ってきたその事業を振り返り、今後どのようにこの事業を進めていけばいいかの評価ワークショップを実施しました。それぞれの州から作業部会のリーダーをつとめる州教育事務所の次長などが参加し、教員養成校の校長先生、カンボジア事務所スタッフも含め合計17名が参加しました。

 その結果、ワーキンググループのメンバーとしてかかわっている各州の教育局の職員はそれぞれ成功点や課題を話し合い、共有することができ、さらに子どもたちを守る権利教育を進めていく意義や戦略を見出し、その計画を立てることができました。

 課題としては、子どもの性的搾取を防止する子どもの権利教育を学校でさらに進めていくために、子どもクラブの子どもたちが主体となって子どもの権利を普及していけるようにすることが重要とされました。

 この事業は、大阪聖パウロ教会と東京都から助成を受けたほか、多くの方々からのご寄付により実施することができました。ご支援くださった皆さま、どうもありがとうございました。引き続き、2008年度もどうぞよろしくお願いいたします。

シーライツ主催「子どもの権利条約」普及連続講座第2回(大阪開催)

エイズと薬物の被害を受けるカンボジアと世界の子どもたち
~どうしたら子どもの権利を守れるか~

 新著『子どもに寄り添う カンボジア・薬物、エイズ、人身売買との闘い』を出版されたばかりのジャーナリスト、工藤律子さん(ストリートチルドレンを考える会共同代表)から、取材したカンボジアの子どもたち、特にエイズや薬物の被害に遭っている子どもたちについて、他国と比較しながらお話していただきます。
 その後、シーライツ(国際子ども権利センター)代表理事の甲斐田よりカンボジアの子どもの権利を守るためにどんなことができるのかをお話し、最後に、シーライツ副代表理事の藤井から子どもの権利条約についてお話します。


【講師】工藤 律子(ストリートチルドレンを考える会共同代表)、
    甲斐田 万智子(シーライツ代表理事)、藤井 浩子(シーライツ副代表理事)
【日時】2008年
711日(金)午後6時半から9時
【会場】大阪聖パウロ教会 会議室 (最寄り駅 阪急梅田駅から5分)
【参加費】会員500円、一般800円
【定員】40名
【申し込み・問い合わせ】
 申込フォームよりお申し込みください。(*タイトル(件名)に「7/11講座申し込み」と入れてください。)メールまたはFAXでもお申し込みできます。
 (特活)国際子ども権利センター/シーライツ 大阪事務所
 Tel/Fax:06-6462-6735  メールはこちらから 
 〒553-0006 大阪市福島区吉野4-29-20大阪NPOプラザ131号
 ※毎週水曜日13時~17時に開所しています。
【主催】(特活)国際子ども権利センター/シーライツ


「子ども買春・子どもポルノをなくそう!」第2回学習会
感じよう、子どもの気持ち
~カンボジアの子どもの性的搾取とその取り組みから~

*タイトル変更しました。

 カンボジアの子どもの性的搾取(CSEC)の現状と、それに対する取り組みを報告します。さらにワークショップをとおして、買春の相手として性的搾取の被害にあったカンボジアの子どもの気持ちを考えます。
 子ども買春、子どもポルノ問題に関心のある皆さま、ぜひご参加ください!


【日時】2008年712日(土) 午後3時半~6時 (受付開始3時)

【会場】早稲田大学西早稲田ビル(19号館)608教室
    JR山手線・西武線「高田馬場駅」より徒歩20分、地下鉄「早稲田駅」より徒歩5分、
    都電「早稲田駅」より徒歩5分

【講師】甲斐田万智子 シーライツ代表理事
【参加費】800円 *会員価格500円(当日入会もOK!会員についてはこちら
【定員】50名
【申し込み・問い合わせ】
 申込フォームよりお申し込みください。(*タイトル(件名)に「7/12学習会申し込み」と入れてください。)メールまたはFAXでもお申し込みできます。
 (特活)国際子ども権利センター/シーライツ
  メールはこちらから  TEL/FAX 03-5817-3980
【主催】(特活)国際子ども権利センター/シーライツ
    早稲田大学アジア太平洋研究センター「開発と人権」研究部会

[報告]性的搾取の被害者支援

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 2007年度に行った事業の報告第2弾です。今回は、性的搾取の被害者支援事業の実施状況とその成果をご報告いたします。

事業名:性的搾取の被害者の支援
実施期間:2007年4月1日から2008年3月31日(2005年9月から継続)
実施場所:カンボジア プノンペン
目標:性的搾取・性被害を受けた少女・女性の自立

 性産業で働いている女性たちの中には妊娠して幼い子どもを育てている女性がいて、性産業で働くことをやめてほかの仕事に就きたいと思っても、子どもがいるのでそれができないと諦めている場合も多く見られます。そのような女性たちにも職業訓練を受ける機会を提供するためにアフェシップ(AFESIP:Action for Women in Distressing Situation:困難な状況におかれた女性のための活動)のトムディという職業訓練センターで保育ケア事業を実施しました。

tomdycenter.jpg 具体的には女性たちが住み込みで職業訓練を受けているセンターの1室を保育室に改造し、保育士を雇い、昼間、女性たちが職業訓練を受けている間(午前7時半から午後5時まで。途中12時から午後2時まで昼休み)に子どもたちの保育をすることができるようにしました。

 この結果、女性たちは集中して職業訓練を受けることができるようになりました。それまでは、幼い子どもがいて職業訓練を受ける女性たちは、子どもを親に預けるために別々に暮らさざるをえず、職業訓練に集中できないことも多かったのですが、女性たちは昼休みには子どもと一緒に食事をとることができ、夜は一緒に寝ることができるため、精神的な安定も得られました。

 この保育サービスの結果、7人の女性が洋裁の職業訓練を受け、生後1ヶ月から2歳までの7人の子ども(うち6人は女の子)が衛生的で健全な環境の中で、栄養のある食事をとりながら毎日規則正しい生活を送ることができるようになり、健やかに発達することができました。

 保育ケアを受けた子どもたちは、最初は顔色が悪くやせていて、それまでの環境から言葉遣いが悪く、食事のマナーもできていませんでした。遊ぶ際もおもちゃを独り占めして、自分だけで遊ぼうとしていました。しかし、ここで良い幼児教育を受け、幸せな気分を味わうことができるようになるにつれ、子どもたちの態度は変わり、相手を思いやることができるようになりました。礼儀正しく挨拶をしたり、感謝の気持ちを表したりすることができるようになりました。これらの変化を見て、センターで暮らすほかの女性たちも保育士の保育のやり方から多くを学んでいます。

  この事業は、てのひら~人身売買に立ち向かう会、東京都から助成を受けたほか、多くの方々からのご寄付により実施することができました。
 ご支援くださった皆さま、どうもありがとうございました。引き続き、2008年度もどうぞよろしくお願いいたします。


(特活)国際子ども権利センター/シーライツ 第6回

studytour1.jpg カンボジアでは深刻な貧困から、児童労働や子ども買春に巻き込まれる子どもや、ストリートチルドレンにならざるを得ない子どもがあとを絶ちません。
 そのような子どもたちの現状を知り、彼らのために活動する現地NGOとの交流を通して、この問題の背景や原因について理解を深め、子どもの権利を守り普及するために、私たちにできることを考えます。
 NGOの活動に関心のある方、カンボジアに行ってみたいと思っている方々、ぜひご参加ください!

<ツアーのポイント>

ankor.jpg1 現地のNGOを訪問し、子どもや若者と交流します。『幼い娼婦だった私へ』(文藝春秋2006)の著者ソマリー・マムさんが創立した人身売買に取組むNGO (アフェシップ)も訪問します。
2 カンボジアで子どもの人身売買問題に取組んできた代表理事の甲斐田、および現地スタッフがNGO訪問に同行します。
3 アンコール遺跡群も観光します。
4 事前研修会でカンボジアの現状と子ども支援について学びます。



旅行期間 2008年8月26日(火)~9月2日(火) 6泊8日
訪問地 カンボジア (プノンペン、バベット、シェムリアップ)
旅行代金 205,000円 (学生満22歳以下 183,000円
※上記以外に、航空保険料・燃油特別付加運賃\20,560(*7/8さらに変更になりました)、空港施設使用料\2,040、カンボジアビザ代\2,800(実費)、現地空港税US$25(現地支払)、海外旅行保険料(加入必須)、現地での食費(一部)US$90、会員でない方は会費(一般\5,000、学生\2,000)等がかかります。
※学生枠には限りがありますので、お早めにお申し込みください。
発着地 成田空港
定員 19名 (最少催行人員10名)
申込締切 定員になり次第 (最終締切2008年7月18日(金))
資料請求 申込フォームより資料をお申し込みください。
 ※タイトルに「スタディツアー資料希望」と入れてください。

<申込方法>
・お送りする資料に入っているお申込書に必要事項を記入して、FAXまたは郵送にて、㈱ピース・イン・ツアーまたはシーライツまでお送りください。
・お申込書はメールでもお送りできますので、必要な方はシーライツまでお知らせください。
事前研修会 ツアー参加者を対象に事前研修を行います。
日時:8月2日(土) 夜6時半~8時45分 (予定)
開催地:東京 講師:甲斐田万智子代表理事、他
内容:カンボジアの子どもの現状と支援について、旅行上の注意
旅行企画
実施
株式会社風の旅行社
国土交通大臣登録旅行業第1382号 日本旅行業協会(JATA)会員
〒165-0026東京都中野区新井2-30-4 I.F.O.ビル6F
総合旅行業務取扱管理者 原優二
受託販売 株式会社ピース・イン・ツアー
東京都知事登録旅行業第3-3570号 日本旅行業協会(JATA)会員
〒162-0042東京都新宿区早稲田町67 早稲田クローバービル5F
総合旅行業務取扱管理者 松永充弘
TEL: 03-3207-3690  FAX: 03-3207-6343
現地プログラム企画・問合せ先 (特活)国際子ども権利センター/シーライツ 東京事務所
〒110-0015 東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル3階
TEL&FAX 03-5817-3980
※お問い合わせフォーム

<ツアー日程>


日付
内容
宿泊
8/26(火) 午前:成田出発
ベトナム・ホーチミン経由で国境の町バベットに夕方到着
バベットのゲストハウス
8/27(水) 午前:学校をベースとした人身売買防止活動の見学
午後:奨学金を支給している家庭を訪問、夕方:プノンペンへ移動
プノンペンのホテル
8/28(木) 午前:HCCの事務所訪問
午後:HCCグッデイセンターを訪問し、子どもたちと運動会
HCCグッデイセンター(希望者はホテル)
8/29(金) 午前:フレンズの事務所訪問、プロジェクトの視察
午後:アフェシップのトムディセンターまたは縫製所を訪問
プノンペンのホテル
8/30(土) 午前:子ども委員会もしくはHCCのスラムでのプロジェクト地訪問
午後:観光&自由行動
プノンペンのホテル
8/31(日) 午前:振り返り
午後:シェムリアップへ移動
シェムリアップのホテル
9/1(月) 午前・午後:アンコールワット、アンコールトムの観光
夕刻:ホーチミン経由で成田へ(9/2(火)の早朝に成田着)
機中泊

*HCC・・・子どものためのヘルスケアセンター
*アフェシップ(AFESIP)・・・困難な状況におかれた女性のための活動団体
*フレンズ・・・ストリートチルドレンのための教育や職業訓練、政策提言などを実施しているNGO


=参加者の声=

宮澤 祥子さん (2008年3月に参加・大学3年)

studytour2.jpg ツアーから帰って来てまず思ったことは、参加して本当に良かった!!ということです。カンボジアの人々・風景・食べ物など毎日見る物体験する事が新鮮で、あっという間の1週間でした。
 子どもの権利やカンボジアの子どもの現状などの知識だけでなく、被害が起こりうる現場から社会復帰までの流れにそって実際に現場を見る事が出来、とても貴重な経験もさせていただきました。貧困地域の村に行き、普段観光客の目には映らないカンボジアの子どもの現状の深刻さを目の当たりにした時、「何とかしたい、自分には何か出来ないのか?!」と今すぐ手を差し伸べてあげられない自分をとても悔しく感じました。家族のために働くのが当たり前、お金が無いから働かなくては生きて行けない。日本では考えられないくらいの幼い子どもたちが"お手伝い"ではなく"仕事"として働かされているのです。
 それでも子どもたちは溢れんばかりの笑顔で私たちを迎えてくれました。あの子どもたちの輝いている笑顔は忘れられません!!そんな子どもたちの笑顔を曇らせない為にも、児童労働・人身売買・性的搾取防止の活動を起こしていかなければならないと強く感じました。カンボジアの女性や子どもの権利・命・性のもろさを考えると、シーライツやパートナー団体の各国のNGOの存在の大きさははかり知れないものだと感じました。このツアーに参加して学んだ多くの事、吸収した多くの事を生かして自分なりに行動にうつしていきたいと思っています。カンボジアから子どもの搾取、児童労働が無くなる為にも自分には何が出来るのかを考えていきたいです。

 (他の参加メンバーの報告は、カンボジアだよりから読むことができます。)


 2007年度に行った事業の一つである、子どもの人身売買と性的搾取の防止事業の実施状況とその成果をご報告いたします。

事業名:子どもの人身売買・性的搾取防止事業
実施期間:2007年9月から2008年3月(2008年6月まで実施予定。その後、7月からさらに継続)
実施場所:カンボジア スバイリエン州チャントリア郡
目標:児童労働と人身売買のリスクが高いスバイリエン州の地域において人身売買をなくす

女の子1人とお米.JPG スバイリエン州チャントリア郡は、ベトナムとの国境を接しており、小学校低学年の子どもたちがベトナムに物乞いや農作業の出稼ぎに行くことが多い地域です。その出稼ぎの過程で子どもたちは性的搾取や人身売買のリスクに遭いやすくなっています。
 シーライツでは、HCC(子どものためのヘルスケアセンター)とのパートナーシップのもと、この地域の10の小学校・中学校と二つの地域で子どもの権利や人身売買・性的搾取に関するトレーニングを実施し、「学校を拠点とする子どもの人身売買ネットワーク(SBPN School Based Prevention Network)」「地域を拠点とする子どもの人身売買ネットワーク(CBPN Community Based Prevention Network)」を作り、そのネットワークメンバーを通じて、子どもたち自身とその周辺の大人たちに、子どもの権利に関する知識や認識の普及をし、人身売買や子どもの性的搾取を防止することができました。
 あわせて、被害者になりやすい貧困層の子どもを対象に奨学金プログラムと出稼ぎを減らすための収入向上プログラム(最貧困家庭に牛を貸し出し、家庭菜園の農法指導と種子給付)を実施しました。この結果、特に子どもが人身売買に巻き込まれやすい危険な出稼ぎを食い止めることができました。(写真は、奨学金としてお米を受け取る少女)

この事業での裨益者は以下のとおりです。
・2つのコミューン(チュレとプレイコキー)でトレーニングを受けた地域のリーダー(CBPN) :15人
・2つのコミューン(チュレとプレイコキー)でトレーニングを受けた学校の子どもたち(SBPN):121人
・5つのコミューン(上記二つとバティ、バベット、プラサート)でCBPNによって情報を受け取った地域住民:8661名
・SBPNによって情報を受け取った子どもたち:1740名
・奨学金(米)を受け取った少女の家族:20世帯
・奨学金(文房具)を受け取った少女:50名
・収入向上プログラムでトレーニングおよび牛の貸し出しを受け、家庭菜園用の種子を受給した家庭:10世帯

 この事業は、国際ボランティア貯金、東京都、全労済、連合、サッポロビール労働組合、真如苑、エアラインズクラブから助成金を受けたほか、多くの個人の方々からのご寄付により実施することができました。
 ご支援くださった皆さま、どうもありがとうございました。
 引き続き、2008年度もどうぞよろしくお願いいたします。

甲斐田代表理事がお話しするセミナーをご案内いたします。

「カンボジアの子どもの権利実現における
            ライツ・ベース・アプローチの可能性」


 主催:カンボジア市民フォーラム(PEFOC,J)、桜美林大学大学院国際協力専修

 カンボジア市民フォーラムは、子どもの権利の実現のために活動されている甲斐田万智子氏によるセミナーを開催いたします。
 本セミナーでは、人身売買、性的搾取、児童労働などの防止を通じて子どもの権利実現をおこなっている3つのNGOの実践例やユニセフがコミューン評議会(村の議会)で進めている取り組みを通して、カンボジアでライツ・ベース・アプローチ(人権基盤型アプローチ)がどのような可能性をもつのかをみなさんと共に考えたいと思います。
 カンボジア、子ども、人身売買、児童労働などにご関心をお持ちの方をはじめ、どなたでもふるってご参加ください!

【講師】甲斐田万智子 (国際子ども権利センター 代表理事/
    桜美林大学非常勤講師/カンボジア市民フォーラム世話人)
【日時】6月11日(水)18:00~20:00
【場所】桜美林大学四谷キャンパス
【住所】〒160-0004 東京都新宿区四谷1-21-6 TEL:03-5367-1321
【アクセス】JR四ツ谷駅、東京メトロ丸ノ内線・南北線四ツ谷駅より徒歩3分。(地図はこちら)
【参加費】500円(カンボジア市民フォーラム会員は無料。当日ご入会の方も無料です。)
【定員】80名 

【お申込み・お問い合わせ】
お名前/ご所属/メールアドレスを明記の上、E-mail、Faxまたはお電話にてお申込ください。
メールはこちらから
TEL:03-3834-2407
FAX:03-3835-0519
担当:上村(カンボジア市民フォーラム事務局調整員)

※当日参加も可能ですが、資料や会場準備の都合上、できる限り6月10日(火)までにお申し込みください。


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