カンボジアには、もの乞い、物売りをしながら路上で働く子どもたち、性産業で働かされる子どもたち、家内労働者として他人の家で働かされる子どもたちがたくさんいます。そして、路上で働く子どもたちは、絶えず、性的搾取の危険にさらされていますが、大変残念なことにそうした子どもたちを買春したり、ポルノ撮影したりする旅行者の中には日本人も含まれています。

そうした子どもたちの被害や権利侵害の状況や日本人加害者が逮捕された事件などについて、帰国した国際子ども権利センター代表理事の甲斐田万智子が報告します。そして、カンボジアに旅行する人向けに７つの方法を示すリーフレットを参加者のみなさんに配布し、子どもたちがこうした児童労働や人権侵害の被害に遭わないようにするために私たちにできることは何なのか、特にカンボジアを旅行したときにどんなアクションが子どもたちを守ることにつながるのかをみなさんと一緒に考えたいと思います。

【講演者プロフィール】甲斐田　万智子（かいだ　まちこ）
（特活）国際子ども権利センター（シーライツ）代表理事

1960年長崎県生まれ。日本ユニセフ協会、サセックス大学修士課程をへて、1990年からブータン、1992年からインドに滞在。1996年に国際子ども権利センター（シーライツ）に参加。2002年から立教大学異文化コミュニケーション研究科教員（現在非常勤）。2003年からカンボジア、2007年からタイに滞在。カンボジアの子どもの人身売買、性的搾取、児童労働の防止活動に携わる。2010年8月に帰国。共著『開発教育　持続可能な世界のために』（学文社）、論文「カンボジアにおける子どもの性的搾取と人身売買～グローバル化する暴力と国際社会の役割」『平和研究31号』（日本平和学会）、編著『わたしの人権みんなの人権〈5〉立ちあがる世界の子どもたち』（ポプラ社）など。

■日時：2010年10月20日（水）19：00～21：00（開場は18：30）

■会場：「グローバルひろば」
東京都千代田区一ツ橋1-1-1　パレスサイドビル9F
（株）毎日エデュケーション内
【地図・アクセス】 http://www.myedu.co.jp/info/access.html　
東京メトロ東西線「竹橋駅」下車徒歩0分

■参加費：500円

■定員：30名（先着順）

■申込み締切：2010年10月19日
※席に余裕あれば当日参加も可能です。
当日、東京事務所にお電話でご確認ください。

■申込み先：（特活）国際子ども権利センター東京事務所
お電話かEメールでお申込みください。
TEL: 03-5817-3980（平日10：00～17：00） / E-MAIL: info@c-rights.org
※メールの場合は、件名に｢Gひろば10/20セミナー｣とご記入の上、
1）お名前
2）参加人数
3）TEL番号
4）Eメールアドレス
（「@c-rights.org」からのメールを受信できますようメール設定をご確認ください）
5）どこでイベントを知ったか
をお知らせください。

■主催：（特活）国際子ども権利センター（シーライツ）
HP：http://www.c-rights.org
〒110-0015　東京都台東区東上野1-20-6丸幸ビル3階
TEL&FAX：03-5817-3980　E-MAIL：info@c-rights.org

■協力：毎日エデュケーション（会場提供）
毎日エデュケーションのページはこちら

＊なお、毎日エデュケーションのグローバルキャリアセミナーで11月17日（水）に「アジアの子どもに出会って30年～子どもが笑顔で暮らせる社会をつくりたい」と題して甲斐田がお話させていただきます。

詳しくは、毎日エデュケーション・グローバルひろばのHP、イベント情報をご覧ください。
http://www.myedu.co.jp/csr/hiroba101117.html