お知らせ

インターン活動報告『with コロナ社会でのNPO活動の進め方』のセミナーを受講しました!

お知らせ

2020年11月30日

 

新しくインターンとなった二人が、新宿NPO協働推進センター主催のオンラインシンポジウム「Withコロナ社会でのNPO活動の進め方」に参加し、報告をまとめました。とても大切なメッセージがありますので、ぜひお読みください。

 

シンポジウムの登壇者は以下の3名です。

 

1)NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえの理事 釜池 雄高氏(理事)

2)俳優で(一社)Get in Touch代表の 東ちづる氏

3)NPO法人POSSEの渡辺寛人氏(事務局長)

 

シンポジウムに参加して

シーライツインターン 山方凜

 

私は今回のセミナーを通して、「人々の繋がり」が社会で起きている人種差別や貧困を無くすために、一番大切だという事を学びました。

 

まず初めに、東さんの講演では、「ボランティア」に対するイメージが大きく変わりました。人々が有料のボランティア、自腹をきって参加するのではなく、生活保護の方やホームレスの方も共にボランティアするべきという考え方に、私も共感しました。

 

東さんは3.11の際に、被災地へ訪れたそうです。その際に、「この避難所の状況は日本の縮図だな。」と思ったそうです。それは、LGBTQ、障がい者の方やそのご家族が周囲に及ぼす影響を考え、避難所での居場所がなくなり、車の中で生活するような状況になってしまった光景を見たことがきっかけだそうです。さらには、障がい者の方々を避難所から追い出す発言をする方もいたと聞きました。

 

このように日本では多様な人々が生きる社会で「共生」が出来ていないのが現状です。また、日本では、「共生」を目標として抱えていますが、これを「目標」と捉えるべきではないと学びました。既に人々は共生しているということ。そして、「社会問題で困っている人を支援する」のではなく、「共に活動」するべきだと。

 

また、東さんがコロナ禍で行った活動は医療現場だけでなく、福祉現場にもマスクを行き渡らせる活動、再入荷未定ショップという活動で、障がい者の方々のハンドメイド作品をshop siteに展示する活動を行っています。この再入荷未定ショップでは、締め切りが存在しません。これは、障がい者の方々が、心にゆとりを持って作成に取り組めるように、という思いから設定したそうです。

 

このように、ニュースではなかなか取り上げる回数が少ない福祉現場の状況、障がい者の方々の働き方についての活動を考えていて、とても感銘を受けました。また、東さんの講演を通して、「社会の役に立つ」のではなく、「自分のため、他人のために役立つ存在になりたい」と強く思うようになりました。

 

子ども食堂支援センターむすびえの釜池さんの講演では、「子ども食堂の本来の目的に」について学びました。講演を受ける前までは、「子ども食堂とは、貧しい子供たちにご飯を提供する場所」と思っていました。しかし、本当の子ども食堂の目的は、「シングルで育てている親御さんがリラックス出来る場、子どもが一人でも安心して行くことが出来る場、地域の方々と交流できる場」だという事を学びました。

 

また、子ども食堂が子どもたちに及ぼす影響について知り、とても驚いたことが「子ども食堂に通うことによって、子供たちは自己肯定感を高めることが出来る」という点です。子ども時代は、自分も繊細で様々なものに影響されやすかったため、「自己肯定感を上げる」という事は特に、幼い子供達には非常に大切なことだと感じています。

 

しかし最近では、コロナの影響で「低コストで料理を提供する事」や「子ども食堂内での子供たちと地域の人々との交流」が出来なくなってしまっています。しかし、そのような状況下でも、子ども食堂の方々は日頃から心がけている「あるものでどうにかする」というマインドを持ち、工夫を凝らしてコロナ禍でも活動を続けています。それは、フードパントリーでの食料配布、TVのニュースで取り上げられることによって、支援が増えたり、小児科の方に感染対策の為作ったハンドブックの内容を確認して頂いたり、講演会を開いていただいたりしています。むすびえさんの講演によって、将来自分が作りたいと思う子ども食堂のビジョンがはっきりしました。

 

NPO法人POSSEの渡邊さんの講演では、「実際に労働で困っている人々の相談を直接聞き、そこから社会の問題点を見つけ、企業や国に訴える活動」の重要性、社会問題に興味を持っていない人にも情報を発信して、知ってもらうことの必要性について学びました。一番印象に残っているお話は相談件数の変異です。普段の相談件数は年間3000件で、相談者の男女比はほぼ同じであったそうです。しかし、コロナの流行により、状況は一変しました。今年は2~3か月で例年の年間相談件数を超え、圧倒的に女性の方々からの相談が多かったそうです。これにより、労働面で女性が不利な立場であることが浮き彫りになりました。このような問題を解決するためには、コロナだからと妥協するのではなく、戦う必要があると学びました。そのためには、政府や企業と繋がる事が大切。そして、私たちが就職活動をする際に、ただ企業に入るのではなく、その企業が取り組んでいる社会問題について知り、選択することも大切だと気づきました。

 

このように、私は3つの団体の講演を聞き、社会問題を解決するためには「人々の繋がりが重要」だという事を学びました。就活などの場面で自分の人生を選択する際に、少しでも他人の役に立つ選択をしたい、社会問題に関心を持つ人を増やすために、人々を巻き込んで出来ることがないか、考えるきっかけになりました。

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。

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インターン活動報告『with コロナ社会でのNPO活動の進め方』のセミナーを受講しました!

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2020年11月30日

 

新しくインターンとなった二人が、新宿NPO協働推進センター主催のオンラインシンポジウム「Withコロナ社会でのNPO活動の進め方」に参加し、報告をまとめました。とても大切なメッセージがありますので、ぜひお読みください。

 

シンポジウムの登壇者は以下の3名です。

 

1)NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえの理事 釜池 雄高氏(理事)

2)俳優で(一社)Get in Touch代表の 東ちづる氏

3)NPO法人POSSEの渡辺寛人氏(事務局長)

 

シンポジウムに参加して

シーライツインターン 山方凜

 

私は今回のセミナーを通して、「人々の繋がり」が社会で起きている人種差別や貧困を無くすために、一番大切だという事を学びました。

 

まず初めに、東さんの講演では、「ボランティア」に対するイメージが大きく変わりました。人々が有料のボランティア、自腹をきって参加するのではなく、生活保護の方やホームレスの方も共にボランティアするべきという考え方に、私も共感しました。

 

東さんは3.11の際に、被災地へ訪れたそうです。その際に、「この避難所の状況は日本の縮図だな。」と思ったそうです。それは、LGBTQ、障がい者の方やそのご家族が周囲に及ぼす影響を考え、避難所での居場所がなくなり、車の中で生活するような状況になってしまった光景を見たことがきっかけだそうです。さらには、障がい者の方々を避難所から追い出す発言をする方もいたと聞きました。

 

このように日本では多様な人々が生きる社会で「共生」が出来ていないのが現状です。また、日本では、「共生」を目標として抱えていますが、これを「目標」と捉えるべきではないと学びました。既に人々は共生しているということ。そして、「社会問題で困っている人を支援する」のではなく、「共に活動」するべきだと。

 

また、東さんがコロナ禍で行った活動は医療現場だけでなく、福祉現場にもマスクを行き渡らせる活動、再入荷未定ショップという活動で、障がい者の方々のハンドメイド作品をshop siteに展示する活動を行っています。この再入荷未定ショップでは、締め切りが存在しません。これは、障がい者の方々が、心にゆとりを持って作成に取り組めるように、という思いから設定したそうです。

 

このように、ニュースではなかなか取り上げる回数が少ない福祉現場の状況、障がい者の方々の働き方についての活動を考えていて、とても感銘を受けました。また、東さんの講演を通して、「社会の役に立つ」のではなく、「自分のため、他人のために役立つ存在になりたい」と強く思うようになりました。

 

子ども食堂支援センターむすびえの釜池さんの講演では、「子ども食堂の本来の目的に」について学びました。講演を受ける前までは、「子ども食堂とは、貧しい子供たちにご飯を提供する場所」と思っていました。しかし、本当の子ども食堂の目的は、「シングルで育てている親御さんがリラックス出来る場、子どもが一人でも安心して行くことが出来る場、地域の方々と交流できる場」だという事を学びました。

 

また、子ども食堂が子どもたちに及ぼす影響について知り、とても驚いたことが「子ども食堂に通うことによって、子供たちは自己肯定感を高めることが出来る」という点です。子ども時代は、自分も繊細で様々なものに影響されやすかったため、「自己肯定感を上げる」という事は特に、幼い子供達には非常に大切なことだと感じています。

 

しかし最近では、コロナの影響で「低コストで料理を提供する事」や「子ども食堂内での子供たちと地域の人々との交流」が出来なくなってしまっています。しかし、そのような状況下でも、子ども食堂の方々は日頃から心がけている「あるものでどうにかする」というマインドを持ち、工夫を凝らしてコロナ禍でも活動を続けています。それは、フードパントリーでの食料配布、TVのニュースで取り上げられることによって、支援が増えたり、小児科の方に感染対策の為作ったハンドブックの内容を確認して頂いたり、講演会を開いていただいたりしています。むすびえさんの講演によって、将来自分が作りたいと思う子ども食堂のビジョンがはっきりしました。

 

NPO法人POSSEの渡邊さんの講演では、「実際に労働で困っている人々の相談を直接聞き、そこから社会の問題点を見つけ、企業や国に訴える活動」の重要性、社会問題に興味を持っていない人にも情報を発信して、知ってもらうことの必要性について学びました。一番印象に残っているお話は相談件数の変異です。普段の相談件数は年間3000件で、相談者の男女比はほぼ同じであったそうです。しかし、コロナの流行により、状況は一変しました。今年は2~3か月で例年の年間相談件数を超え、圧倒的に女性の方々からの相談が多かったそうです。これにより、労働面で女性が不利な立場であることが浮き彫りになりました。このような問題を解決するためには、コロナだからと妥協するのではなく、戦う必要があると学びました。そのためには、政府や企業と繋がる事が大切。そして、私たちが就職活動をする際に、ただ企業に入るのではなく、その企業が取り組んでいる社会問題について知り、選択することも大切だと気づきました。

 

このように、私は3つの団体の講演を聞き、社会問題を解決するためには「人々の繋がりが重要」だという事を学びました。就活などの場面で自分の人生を選択する際に、少しでも他人の役に立つ選択をしたい、社会問題に関心を持つ人を増やすために、人々を巻き込んで出来ることがないか、考えるきっかけになりました。

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インターン活動報告『with コロナ社会でのNPO活動の進め方』のセミナーを受講しました!

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2020年11月30日

 

新しくインターンとなった二人が、新宿NPO協働推進センター主催のオンラインシンポジウム「Withコロナ社会でのNPO活動の進め方」に参加し、報告をまとめました。とても大切なメッセージがありますので、ぜひお読みください。

 

シンポジウムの登壇者は以下の3名です。

 

1)NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえの理事 釜池 雄高氏(理事)

2)俳優で(一社)Get in Touch代表の 東ちづる氏

3)NPO法人POSSEの渡辺寛人氏(事務局長)

 

シンポジウムに参加して

シーライツインターン 山方凜

 

私は今回のセミナーを通して、「人々の繋がり」が社会で起きている人種差別や貧困を無くすために、一番大切だという事を学びました。

 

まず初めに、東さんの講演では、「ボランティア」に対するイメージが大きく変わりました。人々が有料のボランティア、自腹をきって参加するのではなく、生活保護の方やホームレスの方も共にボランティアするべきという考え方に、私も共感しました。

 

東さんは3.11の際に、被災地へ訪れたそうです。その際に、「この避難所の状況は日本の縮図だな。」と思ったそうです。それは、LGBTQ、障がい者の方やそのご家族が周囲に及ぼす影響を考え、避難所での居場所がなくなり、車の中で生活するような状況になってしまった光景を見たことがきっかけだそうです。さらには、障がい者の方々を避難所から追い出す発言をする方もいたと聞きました。

 

このように日本では多様な人々が生きる社会で「共生」が出来ていないのが現状です。また、日本では、「共生」を目標として抱えていますが、これを「目標」と捉えるべきではないと学びました。既に人々は共生しているということ。そして、「社会問題で困っている人を支援する」のではなく、「共に活動」するべきだと。

 

また、東さんがコロナ禍で行った活動は医療現場だけでなく、福祉現場にもマスクを行き渡らせる活動、再入荷未定ショップという活動で、障がい者の方々のハンドメイド作品をshop siteに展示する活動を行っています。この再入荷未定ショップでは、締め切りが存在しません。これは、障がい者の方々が、心にゆとりを持って作成に取り組めるように、という思いから設定したそうです。

 

このように、ニュースではなかなか取り上げる回数が少ない福祉現場の状況、障がい者の方々の働き方についての活動を考えていて、とても感銘を受けました。また、東さんの講演を通して、「社会の役に立つ」のではなく、「自分のため、他人のために役立つ存在になりたい」と強く思うようになりました。

 

子ども食堂支援センターむすびえの釜池さんの講演では、「子ども食堂の本来の目的に」について学びました。講演を受ける前までは、「子ども食堂とは、貧しい子供たちにご飯を提供する場所」と思っていました。しかし、本当の子ども食堂の目的は、「シングルで育てている親御さんがリラックス出来る場、子どもが一人でも安心して行くことが出来る場、地域の方々と交流できる場」だという事を学びました。

 

また、子ども食堂が子どもたちに及ぼす影響について知り、とても驚いたことが「子ども食堂に通うことによって、子供たちは自己肯定感を高めることが出来る」という点です。子ども時代は、自分も繊細で様々なものに影響されやすかったため、「自己肯定感を上げる」という事は特に、幼い子供達には非常に大切なことだと感じています。

 

しかし最近では、コロナの影響で「低コストで料理を提供する事」や「子ども食堂内での子供たちと地域の人々との交流」が出来なくなってしまっています。しかし、そのような状況下でも、子ども食堂の方々は日頃から心がけている「あるものでどうにかする」というマインドを持ち、工夫を凝らしてコロナ禍でも活動を続けています。それは、フードパントリーでの食料配布、TVのニュースで取り上げられることによって、支援が増えたり、小児科の方に感染対策の為作ったハンドブックの内容を確認して頂いたり、講演会を開いていただいたりしています。むすびえさんの講演によって、将来自分が作りたいと思う子ども食堂のビジョンがはっきりしました。

 

NPO法人POSSEの渡邊さんの講演では、「実際に労働で困っている人々の相談を直接聞き、そこから社会の問題点を見つけ、企業や国に訴える活動」の重要性、社会問題に興味を持っていない人にも情報を発信して、知ってもらうことの必要性について学びました。一番印象に残っているお話は相談件数の変異です。普段の相談件数は年間3000件で、相談者の男女比はほぼ同じであったそうです。しかし、コロナの流行により、状況は一変しました。今年は2~3か月で例年の年間相談件数を超え、圧倒的に女性の方々からの相談が多かったそうです。これにより、労働面で女性が不利な立場であることが浮き彫りになりました。このような問題を解決するためには、コロナだからと妥協するのではなく、戦う必要があると学びました。そのためには、政府や企業と繋がる事が大切。そして、私たちが就職活動をする際に、ただ企業に入るのではなく、その企業が取り組んでいる社会問題について知り、選択することも大切だと気づきました。

 

このように、私は3つの団体の講演を聞き、社会問題を解決するためには「人々の繋がりが重要」だという事を学びました。就活などの場面で自分の人生を選択する際に、少しでも他人の役に立つ選択をしたい、社会問題に関心を持つ人を増やすために、人々を巻き込んで出来ることがないか、考えるきっかけになりました。