お知らせ

【報告】チャリティートークを開催しました

お知らせ

2011年08月23日

 

シーライツでは8月6日(土)にヒューマン・ライツ・ウォッチの日本ディレクター・弁護士の土井香苗さんをお迎えして、シーライツ代表理事・甲斐田万智子との対談形式のイベント「チャリティートーク『Human Rights土井香苗×Child Rights甲斐田万智子』」を開催しました。
シーライツではこれまで、大学やセミナールームを会場にした講演会やワークショップを開催することが多かったのですが、今回は、表参道のカフェC’s fort(シーズフォート)を貸し切り、お食事をいただきながら国際舞台で活動する二人の「人権」や「子どもの権利」に対する熱い想いを聞く、という初めての試みでした。

110806(1).jpg当日は41名もの皆さまにご参加いただき、会場は満席。二人による対談では、参加者からの質問を受けて、「途上国で活動する中で直面する困難について」や、「人権・子どもの権利侵害をなくしてゆくために一人一人にできること」などが話題になりました。食事・歓談の合間には二人が会場をまわり、参加者と交流する場面もあり、和やかな雰囲気の中、盛況のうちに閉会となりました。

 

110806(2).jpg以下は、参加者からの感想です。

◇土井さん、甲斐田さんに初めてお会いしました。まじかでお話を聞くことができて嬉しかったです。日本も含めて子どもの権利を守っていこうというシーライツの姿勢にとても共感しました。お食事もとてもおいしかったです。

◇カンボジアのプノンペンやシェムリアップのような都会・観光地と、農村部との格差が開いているという話は以前に聞いたことがありました。そのような格差とそれによる人権侵害を克服するために、自分自身もNGOの活動に協力していかなければならないと感じました。

◇「人権」という分野にそれぞれの立場からのアプローチで関わっておられるお二人の貴重なお話を伺うことができ、大変有意義な時間となりました。私も小さなことからですが、子どもが安心して暮らせるようになる為に国際協力活動を通じて少しずつでも貢献していきたいと思います。

◇海外に行ったときに、子どもが働かされている姿をよく目にしました。国内の子どもたちの人権も守っていかなければなりませんが、海外の子どもたちの人権のためにも、みんなで考え、協力していかなければならないと思いました。

◇私は、児童買春問題に取り組む中で、子どもの人権の重要性に気がつき、甲斐田さんの論文を読んで、「当事者をエンパワーする」という考え方に感銘を受けました。今日は、これからの支援のあり方についてお話を聞くことができてとても参考になりました。日本においては、子どもの人権についての認識がまだ薄いと感じます。子どもの人権について身近なところから考えていくとともに、カンボジアなど途上国における子どもの人権についても考えていきたいと思います。

 

110806(4).jpg収支報告

【収入】¥220,000
・参加費 ¥205,000
・寄付 ¥15,000
 
【支出】¥99,856
・会場費(食事・飲み物代、音響費)      ¥86,405
・広告宣伝費(ちらし制作費、通信運搬費) ¥11,181
・管理費(交通費)            ¥2,270

収益の120,144円は、カンボジアの子どもたちが人身売買の被害にあわないで、学校に通えるよう支援するシーライツの事業に使わせていただきます。
皆さま、ご協力ありがとうございました。

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。