お知らせ

カンボジア事業見学報告②

お知らせ一覧

2019年03月15日

 

こんにちは。今回も、前回に続き、シーライツインターン、ネパール人のジョシさんによるカンボジア事業見学に関する報告をご紹介します。

 

 

2月8日の朝早くプノンペンを出てスバイリエン州にあるタナオコミューンに向かいました。

 

 

ベトナムの国境の近くにあるタナオコミューンまで首都から4時間くらい車での移動になります。2014年にシーライツが立ち上げたコミュニティセンター での現在のピア・エデュケーター、子どもクラブ、そしてセンターの管理の状況について見に行きました。

  

 

スバイリエン大学を卒業した26歳のケオ・ソクサン(Keo Soksan)さんが新しい先生としてコンピューターと英語をコミュニティセンターで教えていることが分かりました。生徒数は70名もいるそうです。

 

また、CCWCのソーシャルワーカーたちとも会うことができました。

シーライツが今行っているプロジェクトについて意見を聞いたところ、彼らは子どもに対する暴力が非常に少なくなっていると報告してくれました。以前は子どもが搾取されるリスクが高い家庭は20から30くらいありましたが、現在はすごく減少しているそうです。コミューンのいろいろな家の壁には警察の電話番号が書かれており、またコミューンリーダーは搾取される可能性のある子ども達ともよい関係を保っていることが良い結果になっているようです。しかし、このコミューンでは親の出稼ぎにより取り残されている子ども達がその養育者(ここでは主に祖父母)の身体的な問題によりきちんとケアがなされていないという問題に最近注目が集まっています。ギャンブルはコミューンリーダー達の努力により少なくなったそうです。

 

 

2月9日は、最初に農業組合(以下、AC)とミーティングを行いました。

彼らは元シーライツスタッフのブントゥーンが教えてくれた有機肥料を使っての農業について説明してくれました。農業以外でも彼らは子どもの権利について自分の子ども達からいろいろ学んでいるそうです。子ども達は、将来は先生になって、次世代の子どもたちに子どもの権利について教えたいという希望をもっているそうです。ACメンバー達はコミューンでの子どもの状況の改善に力をいれているのでシーライツと同じミッションであると考え、これからもずっと一緒に協力していきたいと話してくれました。

 

ACとのミーティングの後で子どもの権利に関する活動を視察しました。驚いたことに104名の児童、生徒が参加してくれました。そのうち40名はそれぞれタナオ小学校、ポースオン小学校とプレイロバ小学校からのピア・エデュケーターたちでした。残りの64名はピア・エデュケーターではありませんでした。彼らは学校の先生方からシーライツの良い評判を聞いて参加しようと思ったそうです。

  

ほとんどは小学校3年生から中学2年生で、一番多い学年は小学校5年生の27名でした。私達は彼らを13の小グループに分けて、彼らが今まで子どもの権利について学んだことを書いてもらいました。子ども達は基礎的な子どもの権利(特に参加する権利)の原則についてよくわかっていました。センターに来る時でも、発表するときでも、聞いているときでも、帰っていくときにもみんなの笑顔が輝いていました。彼らのもっと学びたいという気持ちが伝わってきました。

 

活動後、2人の現地の先生 とカンボジアでの子どもクラブ、ピア・エデュケーターなどの状況について話し合いをしました。

ピア・エデュケーターは子どもクラブのメンバーになっており、将来は様々な村で子どもクラブを広げていこうとしているそうです。子どもクラブだけではなく先生たちは子ども達自身の教育支援もしているそうです。3年前から援助の必要がある生徒たちに奨学金を出しているそうです。今まで20-30人の子ども達がそのプログラムから援助を受けたそうです。

 

 

報告は次の記事に続きます。

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。

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カンボジア事業見学報告②

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2019年03月15日

 

こんにちは。今回も、前回に続き、シーライツインターン、ネパール人のジョシさんによるカンボジア事業見学に関する報告をご紹介します。

 

 

2月8日の朝早くプノンペンを出てスバイリエン州にあるタナオコミューンに向かいました。

 

 

ベトナムの国境の近くにあるタナオコミューンまで首都から4時間くらい車での移動になります。2014年にシーライツが立ち上げたコミュニティセンター での現在のピア・エデュケーター、子どもクラブ、そしてセンターの管理の状況について見に行きました。

  

 

スバイリエン大学を卒業した26歳のケオ・ソクサン(Keo Soksan)さんが新しい先生としてコンピューターと英語をコミュニティセンターで教えていることが分かりました。生徒数は70名もいるそうです。

 

また、CCWCのソーシャルワーカーたちとも会うことができました。

シーライツが今行っているプロジェクトについて意見を聞いたところ、彼らは子どもに対する暴力が非常に少なくなっていると報告してくれました。以前は子どもが搾取されるリスクが高い家庭は20から30くらいありましたが、現在はすごく減少しているそうです。コミューンのいろいろな家の壁には警察の電話番号が書かれており、またコミューンリーダーは搾取される可能性のある子ども達ともよい関係を保っていることが良い結果になっているようです。しかし、このコミューンでは親の出稼ぎにより取り残されている子ども達がその養育者(ここでは主に祖父母)の身体的な問題によりきちんとケアがなされていないという問題に最近注目が集まっています。ギャンブルはコミューンリーダー達の努力により少なくなったそうです。

 

 

2月9日は、最初に農業組合(以下、AC)とミーティングを行いました。

彼らは元シーライツスタッフのブントゥーンが教えてくれた有機肥料を使っての農業について説明してくれました。農業以外でも彼らは子どもの権利について自分の子ども達からいろいろ学んでいるそうです。子ども達は、将来は先生になって、次世代の子どもたちに子どもの権利について教えたいという希望をもっているそうです。ACメンバー達はコミューンでの子どもの状況の改善に力をいれているのでシーライツと同じミッションであると考え、これからもずっと一緒に協力していきたいと話してくれました。

 

ACとのミーティングの後で子どもの権利に関する活動を視察しました。驚いたことに104名の児童、生徒が参加してくれました。そのうち40名はそれぞれタナオ小学校、ポースオン小学校とプレイロバ小学校からのピア・エデュケーターたちでした。残りの64名はピア・エデュケーターではありませんでした。彼らは学校の先生方からシーライツの良い評判を聞いて参加しようと思ったそうです。

  

ほとんどは小学校3年生から中学2年生で、一番多い学年は小学校5年生の27名でした。私達は彼らを13の小グループに分けて、彼らが今まで子どもの権利について学んだことを書いてもらいました。子ども達は基礎的な子どもの権利(特に参加する権利)の原則についてよくわかっていました。センターに来る時でも、発表するときでも、聞いているときでも、帰っていくときにもみんなの笑顔が輝いていました。彼らのもっと学びたいという気持ちが伝わってきました。

 

活動後、2人の現地の先生 とカンボジアでの子どもクラブ、ピア・エデュケーターなどの状況について話し合いをしました。

ピア・エデュケーターは子どもクラブのメンバーになっており、将来は様々な村で子どもクラブを広げていこうとしているそうです。子どもクラブだけではなく先生たちは子ども達自身の教育支援もしているそうです。3年前から援助の必要がある生徒たちに奨学金を出しているそうです。今まで20-30人の子ども達がそのプログラムから援助を受けたそうです。

 

 

報告は次の記事に続きます。