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スウェーデン人男性、子どもへの性犯罪で起訴される

カンボジアだより

2009年09月11日

 
こんにちは。甲斐田です。長らく更新が滞っていてすみませんでした。
近々ごあいさつさせていただきますが、カンボジア事務所に新しくスタッフが入りましたので、これからは、頻繁に更新できるようになると思います。
 
カンボジアで子どもたちを性的搾取から守る努力は、政府、NGOによって続けられていますが、残念ながら、子どもの性的搾取の事件は後を絶ちません。
カンボジアでは、近年、性的搾取をするために養子縁組という手段が使われることがあるのですが、最近も、スウェーデン人男性がその手口を使おうとして逮捕された事件がありました。その事件についての記事がプノンペンポスト2009年5月11日に掲載され、シーライツ会員の小味かおるさんに訳していただきましたので、ご紹介します。
なお、これから、子どもの性的搾取にかかわる記事を随時掲載していく予定です。
 
近々、この逮捕されていた男性が住んでいたとされる同じ場所のシアヌークビル(カンボジアのビーチリゾート)で数人の子どもの裸の写真を撮って逮捕された日本人についての記事も掲載します。 
 
スウェーデン人男性、子どもへの性犯罪で起訴される
 
プノンペンポスト2009年5月11日
チュラン・チャムロウン記者
Swede charged with underage sex crimes
The Phnom Penh Post: May 11, 2009
62歳男性は1981年スウェーデンで幼児性的虐待の罪で調査されていた――人身売買局員談。
プノンペン市裁判所はスウェーデン国籍の62歳男性を子どもに対する性犯罪の罪で訴追した。ヨハン・アブラヒム・エスコリは、有罪となれば10年の禁固刑となる。
プノンペン市の人身売買対策青少年保護局ケオ・ティア局長は、エスコリ容疑者は猥褻行為と少年3人との性交渉の2つの罪に問われていると語った(訳注:15歳未満の子どもとの性行為はカンボジアの人身売買禁止法で犯罪と規定されている)。
容疑者は水曜日、自分の養子と主張する9歳のカンボジア少年と部屋を共にしていたプノンペン市アンコール・インターナショナル・ホテルにて逮捕された、と局長は話し、「容疑者は、猥褻行為と未成年との性交渉の2つの罪で拘留中と聞いています」。
エスコリは1981年にスウェーデンで子どもへの性犯罪で告訴されたが証拠不十分で禁固刑にならなかった、また、2006年末にはカンボジアで3人の少年に対する犯罪が疑われていたと、局長は付け加えた。
フランスの子ども保護NGOのAction Pour Les Enfants(APLE=子どものための行動)のカンボジア事務所長サムレアン・セイラ氏は、逮捕前にエスコリは5人の少年と暮らしていたと語った。
APLEは、彼が定期的に複数の少年を連れてレストランへ来るという通報を受けて、2007年から彼のシハヌークビルの自宅を見張っていた。
「エスコリ容疑者は2007年に地元警察に尋問されたが逮捕には至らなかった」とセイラ氏は話し、昨年、彼が少年の養子縁組を申請したが当局の認可が得られず却下された、とも続けた。
この男は一番好きな9歳の少年を養子にするために母親への依頼書に記入しました。これは他の外国人がとってきた手口で、母親は警察や地元NGOからの疑いを避けるために500ドルと引き換えに承諾しました」とセイラ氏は話している。

 

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