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フレンズ・ザ・レストランのご紹介

カンボジアだより

2009年10月23日

 



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こんにちは、長島です。先週は、シーライツのパートナー団体である、フレンズ・チャイルドセーフセンターのマオさんのインタビューを掲載しました。今回はそのフレンズが直営するレストラン、「フレンズ・ザ・レストラン」をご紹介したいと思います。プノンペンに行く機会があったら、ぜひ寄っていただきたい、ストリートチルドレンの自立を支援出来るお勧めレストランです!

 

 フレンズは1994年の設立以来、カンボジアのストリートチルドレンの保護・教育・職業訓練などの活動を通し、社会復帰を支援しているローカルNGOです。250名のフレンズのスタッフは、毎月8,000人に及ぶ子どもと若者に、路上または施設で支援を提供しています。フレンズの統計によると、プノンペンには10,00020,000人の路上生活または路上で働いているストリートチルドレンがいて、その数は増えていると言われています。シーライツはフレンズの、虐待や性的搾取、人身売買から子どもを守るプログラム、チャイルドセーフネットワークを支援しています。

 

 2001年にオープンしたフレンズ・ザ・レストランは、かつてストリートチルドレンだった若者たちが調理や接客の職業訓練を受けながら働く、いわばオンザジョブトレーニングのためのレストランで、レストランの売上はフレンズの運営費に充てられます。ここでは”Student“というプリントが入ったTシャツを着た元ストリートチルドレンの若者が、”Teacher Tシャツを着たサービス業のプロのスタッフからトレーニングを受けながら働いています。

 

 




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 トレーニングのために設置されているレストランという言葉にまどわされてはいけません。私が初めてフレンズ・ザ・レストランに行った時、店内のカラフルでおしゃれな雰囲気、料理の美味しさもさることながら、一番にサービスのレベルの高さに感動しました!入口では店員が笑顔でお出迎えしてくれ、訓練中といえども接客マナーもサービスもプロ同然です。お水が少なくなると、すぐ注ぎ足しに来てくれ、料理がキッチンから出来上がると数人が早足で取りに行き、その迅速さに驚かされます。ウェイトスタッフの人数も多いので、常に誰かがテーブルに目を配っていてくれるのです。入口付近にあるキッチンの一部がガラス張りになっているので、生徒たちが一生懸命調理している様子も見えるようになっています。彼/彼女たちの働いている姿を見ていると、いつも真剣さや、頑張って働いている感じがひしひしと伝わってきます。このレストランに行き、逆境を乗り越えて頑張っている若者の姿を見ると、嬉しさと希望感で胸がいっぱいになります。

 

 さて、フレンズ・ザ・レストランのメニューですが、アジアと欧米料理を混ぜたフュージョン料理となっており、Gustav Auerさんというヨーロッパとカナダでシェフをしていた方が調理の先生を務めているそうです。

 

お店のお勧めメニューには以下のようなものがあります。値段はUS$3.5$4 (350円から400円程度)

 

Crispy Prawn Wontons(エビのクリスピーワンタン)                     

Grilled Fish with Salsa Verde (白身魚のグリル)               

Khmer Seafood Soup with Lime(クメール・シーフードスープ)     

Khmer Chicken Curry(クメール・チキンカレー)                

Coconut lime cake with passion fruit syrup(ココナッツライムケーキ)

 

 


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写真は白身魚のグリル。

 

 個人的には、エビのクリスピーワンタンと白身魚のグリルはが、本当に美味しくてお勧めです!また、フレンズが経営するロムデンというレストランもあり、こちらはクメール料理専門店でが、少しフレンズより落ち着いた雰囲気となっています。もちろん、料理とサービスはフレンズ同様に素晴らしいです。

 

 調理・接客マナー以外にも自尊心や衛生について学んだ生徒たちは、訓練が終わるとフレンズと一緒に就職先を探し、巣立っていくそうです。プノンペンのレストランやカフェなどで卒業生たちが自立し、自信を持って、いきいきと働いている姿が目に浮かびます。

 

 より多くの生徒が卒業して活躍してくれることを願いますが、ここで皆さんに知って欲しいのが、施設で教育や職業訓練を受けながら生活しても、再び路上に戻ってしまう子どもも少なくないという現実です。かつてフレンズの施設で生活していて、路上に戻ってしまったストリートチルドレンに、フレンズがインタビューをして分かった理由として、①施設の規則が嫌、②路上に友達が居る、③施設で喧嘩をした、などが挙げられます。しかし一番の理由は路上で生活をしたり、働いていた方がお金になるということです。つまり、路上で物売りをしている子どもから何か買ったり、物乞いしている子どもにお金をあげたりする人たちがいる限り、路上を選んでしまう子どももいるということです。本当にストリートチルドレンを助けたいと思ったら、ストリートチルドレンについて活動をしているNGOを支援して下さい。フレンズレストランのような所で食事をするのも、その支援のひとつなのです。

 

 フレンズ・ザ・レストランの横には、職業訓練を受けている元ストリートチルドレンや、その親が作っている小物などを売っているFriends’n’Stuffというお店もあります。「The Best of Friends The Restaurant」というフレンズレストランのメニューレシピが載った料理本がそこで買えるのですが、先日この本を購入してクメール料理を作るぞ!と意気込んでいた私は、実は料理が苦手なので、「おいしそう・・・」と目を細めて眺めるだけのものになってしまっています。

 

フレンズ・ザ・レストランのサイト:http://www.mithsamlanh.org/ventures.php?id=12&catid=3

ロムデンのサイト:http://www.mithsamlanh.org/ventures.php?id=13&catid=3

 

虐待や性的搾取、人身売買から子どもを守る活動をぜひご支援ください!

詳しくは、http://www.c-rights.org/join/kaiin.html

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。