お知らせ

【シーライツのボランティア紹介】世界の保健医療の仕組みづくり、人づくりに取り組むHANDS代表理事 横田雅史さん

お知らせ

2021年02月11日

 

こんにちは!

シーライツインターン 山方凜です。

 

今回は、C-rightsでボランティアに取り組まれる特定非営利活動法人HANDSの横田代表理事に国際協力の観点で、

インタビューをさせていただきました。

 

 

横田雅史

 

 

横田さんがC-rightsでされているボランティアの内容と感想について聞いてみました

 

横田さんが本格的にボランティア活動を始めたのは2020年の7月からです。
ボランティアの内容としては、オンライン子育て講座、チャイルドライツ・カフェといったオンラインイベントでの広報や事務局サポートなどです。C-rightsのボランティア活動を始めるきっかけは、C-rightsとHANDSの事務所が同じビルにあり、事務局の業務が大変であることが分かったので、「何か手伝えることがあったら手伝いたい。」という思いからだそうです。

横田さんは、事務的な作業だけでなく、自分自身がNGOの運営に長く関わっているので、その経験を活かしたサポートを行いたいと思い、今までにC-rightsが認定NPO法人更新をする際にHANDSでの経験を伝えることや、新型コロナで影響を受けている企業・団体が申請できる持続化給付金申請のお手伝いなどもされています。

 

それらの活動を通して、横田さんは、「子どもの権利について、より関心・興味を持つきっかけとなった。」と仰っておりました。横田さんは運営のお手伝いや代表理事の甲斐田さんのお話を聞いたことにより、子どもの権利への理解を深めたいと思ったそうです。

 

 

HANDSのビジョンは「どんな場所であっても、誰であっても、健康で幸せに暮らすことが出来る社会」です。そんなHANDSの皆さんが現在一番力を入れている取り組みについて聞いてみました。

 

どれか一つを強調して力を入れている、というよりは、HANDSのミッションでもある

世界中の人々が自ら健康を守ることができるシステム作り、人づくりのサポート」に重点を置いているそうです。

 

例えば、災害が起きた際に一時的な支援をすることも大切ですが、HANDSは

その地域の人たちがその後も自ら健康を守ることができるシステム作り、人づくりを大切にしているとのこと。

そのために必要な活動が「現地の人にとってサステナブルになる」と仰っていました。例えば、現地で、保健ボランティアのシステムを機能させる活動があります。

具体的には、医療施設が近くにいなくても保健ボランティアが住民のなかにいることによって、健康面や衛生面についての知識を住民が身につけ、より健康な暮らしを持続的に実現させる事をサポートすることができます。

 

日本でも地方や島によっては、保健医療機関が不足している場所もあります。

しかし、世界の途上国ではそれ以上に不足しています。

交通整備が整っていないため、何時間も何日も歩いて医療施設に行かなくてはいけない地域の人々もたくさんいます。

 

しかし、保健医療の知識や経験を持った人が地域にいることで、

住民の生活や健康に対する意識が変えることが出来ます。

健康に関して、より正しい判断が出来るようになり、また衛生環境を整えることが出来ます。

 

 

私は、HANDSの活動内容の「母子健康手帳』にとても関心を持っています。このように「日本→海外へのシステムの発信」はありますが、「海外→日本のシステム導入」はあるのか聞いてみました?また、横田さんが「こんなシステム、機関が日本にあったらいいのなぁ」と思うものについても聞いてみました。

 

横田さんは、「日本から世界に発信し、その地域でさらに工夫が加えられた母子手帳を再び日本に取り入れる」ことができたらいいのにね、というアイデアをシェアしてくださいました。

 

母子手帳は現在、50か国以上で採用されています。

海外の母子手帳の導入は約30年前から本格的に始まっています。

 

海外に輸出された母子手帳の基本的なコンセプトは日本と同じですが、

母子手帳のサイズや内容は、例えばイラストや絵を多用したもの、すごろくのページがあるの母子手帳など、

その国や地域の文化や環境、識字率などに合わせた独自の母子手帳へと進化しているそうです。

 

その「海外で工夫が加えられ、進化した母子手帳」を参考にすることが、

日本にとっての新しい気づきになるかもしれないという事をシェアしてくださいました。

 

また、日本でも地域によって、母子手帳の対象年齢が、通常は小学校入学前までですが、「12歳まで」に対象年齢を引き延ばしている地域もあるそうです。

 

対象年齢を引き延ばすことによって、より親子が向き合う事が出来そうですね!

私はこの横田さんの「日本から発信して海外で工夫が加えられた母子手帳を日本に再導入する」というアイデアはとても斬新で、ハッとさせられました。

 

 

今回の横田さんへのインタビューで、国際協力するうえで大切な姿勢やマインドを学びました。私が最も印象に残った横田さんの言葉は「国際協力をする中で、『日本も大変なのに、どうして海外を支援するんだ。』という意見もあります。しかし、現在、“日本だけが幸せになってほかの国の事は気にしない”という事は出来ない。なぜなら、様々な形で国際交流や国際協力が進んでいる現在では、他の国も幸せになって初めて日本も幸せを感じられるからです。また、世界を知ることで新しい価値観、自分の学びが深まります。だから国際協力をしています。」という言葉です。

私はこの言葉のおかげで、全ては繋がっているということ、国際協力をポジティブな動機で行う事が、今の私たちには大切だと、実感致しました。私も、国際協力について学びを深めていく中で、“本当の幸せとは何か”という事をよく考えます。物質的な幸せも大事ですが、

そうではない幸せに焦点を当てて、前向きに活動を続けていきたいと心から思えるきっかけになりました。

 

貴重な時間を過ごさせていただき、誠にありがとうございました。

 

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。

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【シーライツのボランティア紹介】世界の保健医療の仕組みづくり、人づくりに取り組むHANDS代表理事 横田雅史さん

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2021年02月11日

 

こんにちは!

シーライツインターン 山方凜です。

 

今回は、C-rightsでボランティアに取り組まれる特定非営利活動法人HANDSの横田代表理事に国際協力の観点で、

インタビューをさせていただきました。

 

 

横田雅史

 

 

横田さんがC-rightsでされているボランティアの内容と感想について聞いてみました

 

横田さんが本格的にボランティア活動を始めたのは2020年の7月からです。
ボランティアの内容としては、オンライン子育て講座、チャイルドライツ・カフェといったオンラインイベントでの広報や事務局サポートなどです。C-rightsのボランティア活動を始めるきっかけは、C-rightsとHANDSの事務所が同じビルにあり、事務局の業務が大変であることが分かったので、「何か手伝えることがあったら手伝いたい。」という思いからだそうです。

横田さんは、事務的な作業だけでなく、自分自身がNGOの運営に長く関わっているので、その経験を活かしたサポートを行いたいと思い、今までにC-rightsが認定NPO法人更新をする際にHANDSでの経験を伝えることや、新型コロナで影響を受けている企業・団体が申請できる持続化給付金申請のお手伝いなどもされています。

 

それらの活動を通して、横田さんは、「子どもの権利について、より関心・興味を持つきっかけとなった。」と仰っておりました。横田さんは運営のお手伝いや代表理事の甲斐田さんのお話を聞いたことにより、子どもの権利への理解を深めたいと思ったそうです。

 

 

HANDSのビジョンは「どんな場所であっても、誰であっても、健康で幸せに暮らすことが出来る社会」です。そんなHANDSの皆さんが現在一番力を入れている取り組みについて聞いてみました。

 

どれか一つを強調して力を入れている、というよりは、HANDSのミッションでもある

世界中の人々が自ら健康を守ることができるシステム作り、人づくりのサポート」に重点を置いているそうです。

 

例えば、災害が起きた際に一時的な支援をすることも大切ですが、HANDSは

その地域の人たちがその後も自ら健康を守ることができるシステム作り、人づくりを大切にしているとのこと。

そのために必要な活動が「現地の人にとってサステナブルになる」と仰っていました。例えば、現地で、保健ボランティアのシステムを機能させる活動があります。

具体的には、医療施設が近くにいなくても保健ボランティアが住民のなかにいることによって、健康面や衛生面についての知識を住民が身につけ、より健康な暮らしを持続的に実現させる事をサポートすることができます。

 

日本でも地方や島によっては、保健医療機関が不足している場所もあります。

しかし、世界の途上国ではそれ以上に不足しています。

交通整備が整っていないため、何時間も何日も歩いて医療施設に行かなくてはいけない地域の人々もたくさんいます。

 

しかし、保健医療の知識や経験を持った人が地域にいることで、

住民の生活や健康に対する意識が変えることが出来ます。

健康に関して、より正しい判断が出来るようになり、また衛生環境を整えることが出来ます。

 

 

私は、HANDSの活動内容の「母子健康手帳』にとても関心を持っています。このように「日本→海外へのシステムの発信」はありますが、「海外→日本のシステム導入」はあるのか聞いてみました?また、横田さんが「こんなシステム、機関が日本にあったらいいのなぁ」と思うものについても聞いてみました。

 

横田さんは、「日本から世界に発信し、その地域でさらに工夫が加えられた母子手帳を再び日本に取り入れる」ことができたらいいのにね、というアイデアをシェアしてくださいました。

 

母子手帳は現在、50か国以上で採用されています。

海外の母子手帳の導入は約30年前から本格的に始まっています。

 

海外に輸出された母子手帳の基本的なコンセプトは日本と同じですが、

母子手帳のサイズや内容は、例えばイラストや絵を多用したもの、すごろくのページがあるの母子手帳など、

その国や地域の文化や環境、識字率などに合わせた独自の母子手帳へと進化しているそうです。

 

その「海外で工夫が加えられ、進化した母子手帳」を参考にすることが、

日本にとっての新しい気づきになるかもしれないという事をシェアしてくださいました。

 

また、日本でも地域によって、母子手帳の対象年齢が、通常は小学校入学前までですが、「12歳まで」に対象年齢を引き延ばしている地域もあるそうです。

 

対象年齢を引き延ばすことによって、より親子が向き合う事が出来そうですね!

私はこの横田さんの「日本から発信して海外で工夫が加えられた母子手帳を日本に再導入する」というアイデアはとても斬新で、ハッとさせられました。

 

 

今回の横田さんへのインタビューで、国際協力するうえで大切な姿勢やマインドを学びました。私が最も印象に残った横田さんの言葉は「国際協力をする中で、『日本も大変なのに、どうして海外を支援するんだ。』という意見もあります。しかし、現在、“日本だけが幸せになってほかの国の事は気にしない”という事は出来ない。なぜなら、様々な形で国際交流や国際協力が進んでいる現在では、他の国も幸せになって初めて日本も幸せを感じられるからです。また、世界を知ることで新しい価値観、自分の学びが深まります。だから国際協力をしています。」という言葉です。

私はこの言葉のおかげで、全ては繋がっているということ、国際協力をポジティブな動機で行う事が、今の私たちには大切だと、実感致しました。私も、国際協力について学びを深めていく中で、“本当の幸せとは何か”という事をよく考えます。物質的な幸せも大事ですが、

そうではない幸せに焦点を当てて、前向きに活動を続けていきたいと心から思えるきっかけになりました。

 

貴重な時間を過ごさせていただき、誠にありがとうございました。

 

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【シーライツのボランティア紹介】世界の保健医療の仕組みづくり、人づくりに取り組むHANDS代表理事 横田雅史さん

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2021年02月11日

 

こんにちは!

シーライツインターン 山方凜です。

 

今回は、C-rightsでボランティアに取り組まれる特定非営利活動法人HANDSの横田代表理事に国際協力の観点で、

インタビューをさせていただきました。

 

 

横田雅史

 

 

横田さんがC-rightsでされているボランティアの内容と感想について聞いてみました

 

横田さんが本格的にボランティア活動を始めたのは2020年の7月からです。
ボランティアの内容としては、オンライン子育て講座、チャイルドライツ・カフェといったオンラインイベントでの広報や事務局サポートなどです。C-rightsのボランティア活動を始めるきっかけは、C-rightsとHANDSの事務所が同じビルにあり、事務局の業務が大変であることが分かったので、「何か手伝えることがあったら手伝いたい。」という思いからだそうです。

横田さんは、事務的な作業だけでなく、自分自身がNGOの運営に長く関わっているので、その経験を活かしたサポートを行いたいと思い、今までにC-rightsが認定NPO法人更新をする際にHANDSでの経験を伝えることや、新型コロナで影響を受けている企業・団体が申請できる持続化給付金申請のお手伝いなどもされています。

 

それらの活動を通して、横田さんは、「子どもの権利について、より関心・興味を持つきっかけとなった。」と仰っておりました。横田さんは運営のお手伝いや代表理事の甲斐田さんのお話を聞いたことにより、子どもの権利への理解を深めたいと思ったそうです。

 

 

HANDSのビジョンは「どんな場所であっても、誰であっても、健康で幸せに暮らすことが出来る社会」です。そんなHANDSの皆さんが現在一番力を入れている取り組みについて聞いてみました。

 

どれか一つを強調して力を入れている、というよりは、HANDSのミッションでもある

世界中の人々が自ら健康を守ることができるシステム作り、人づくりのサポート」に重点を置いているそうです。

 

例えば、災害が起きた際に一時的な支援をすることも大切ですが、HANDSは

その地域の人たちがその後も自ら健康を守ることができるシステム作り、人づくりを大切にしているとのこと。

そのために必要な活動が「現地の人にとってサステナブルになる」と仰っていました。例えば、現地で、保健ボランティアのシステムを機能させる活動があります。

具体的には、医療施設が近くにいなくても保健ボランティアが住民のなかにいることによって、健康面や衛生面についての知識を住民が身につけ、より健康な暮らしを持続的に実現させる事をサポートすることができます。

 

日本でも地方や島によっては、保健医療機関が不足している場所もあります。

しかし、世界の途上国ではそれ以上に不足しています。

交通整備が整っていないため、何時間も何日も歩いて医療施設に行かなくてはいけない地域の人々もたくさんいます。

 

しかし、保健医療の知識や経験を持った人が地域にいることで、

住民の生活や健康に対する意識が変えることが出来ます。

健康に関して、より正しい判断が出来るようになり、また衛生環境を整えることが出来ます。

 

 

私は、HANDSの活動内容の「母子健康手帳』にとても関心を持っています。このように「日本→海外へのシステムの発信」はありますが、「海外→日本のシステム導入」はあるのか聞いてみました?また、横田さんが「こんなシステム、機関が日本にあったらいいのなぁ」と思うものについても聞いてみました。

 

横田さんは、「日本から世界に発信し、その地域でさらに工夫が加えられた母子手帳を再び日本に取り入れる」ことができたらいいのにね、というアイデアをシェアしてくださいました。

 

母子手帳は現在、50か国以上で採用されています。

海外の母子手帳の導入は約30年前から本格的に始まっています。

 

海外に輸出された母子手帳の基本的なコンセプトは日本と同じですが、

母子手帳のサイズや内容は、例えばイラストや絵を多用したもの、すごろくのページがあるの母子手帳など、

その国や地域の文化や環境、識字率などに合わせた独自の母子手帳へと進化しているそうです。

 

その「海外で工夫が加えられ、進化した母子手帳」を参考にすることが、

日本にとっての新しい気づきになるかもしれないという事をシェアしてくださいました。

 

また、日本でも地域によって、母子手帳の対象年齢が、通常は小学校入学前までですが、「12歳まで」に対象年齢を引き延ばしている地域もあるそうです。

 

対象年齢を引き延ばすことによって、より親子が向き合う事が出来そうですね!

私はこの横田さんの「日本から発信して海外で工夫が加えられた母子手帳を日本に再導入する」というアイデアはとても斬新で、ハッとさせられました。

 

 

今回の横田さんへのインタビューで、国際協力するうえで大切な姿勢やマインドを学びました。私が最も印象に残った横田さんの言葉は「国際協力をする中で、『日本も大変なのに、どうして海外を支援するんだ。』という意見もあります。しかし、現在、“日本だけが幸せになってほかの国の事は気にしない”という事は出来ない。なぜなら、様々な形で国際交流や国際協力が進んでいる現在では、他の国も幸せになって初めて日本も幸せを感じられるからです。また、世界を知ることで新しい価値観、自分の学びが深まります。だから国際協力をしています。」という言葉です。

私はこの言葉のおかげで、全ては繋がっているということ、国際協力をポジティブな動機で行う事が、今の私たちには大切だと、実感致しました。私も、国際協力について学びを深めていく中で、“本当の幸せとは何か”という事をよく考えます。物質的な幸せも大事ですが、

そうではない幸せに焦点を当てて、前向きに活動を続けていきたいと心から思えるきっかけになりました。

 

貴重な時間を過ごさせていただき、誠にありがとうございました。