お知らせ

青山学院大学で子どもの権利かるた授業を実施しました!

報告

2023年09月26日

 

こんにちは! 
C-Rights インターンの川島杏心です。今回は、7月4日に行われた、青山学院大学の「子どもと人権」の授業にて行ったかるたのワークショップについて報告します。

 

日時  7月4日
場所  青山学院大学 渋谷キャンパス
授業  子どもと人権
担当教員 谷口洋幸 先生
参加者 青山学院大学 学生39人
    甲斐田万智子先生のゼミ生でC-Rrightsボランティアとインターン(宮崎、村上、川島、漆原、石山、高田、飯田、大場、長谷川、中村、嘉村、山崎、多田、大熊、大島)
活動内容 子どもの権利かるたワークショップ・地球市民ビンゴ

 

〈活動報告〉

 

7月4日に青山学院大学で、甲斐田万智子ゼミの学生ボランティアとインターンで子どもの権利かるたのワークショップ授業をさせていただきました。法学部の学生を対象にワークショップを行うと聞き、自分たちは法を専門的に勉強しているわけではないので、不安と緊張がありました。

 

最初に、甲斐田万智子先生のファシリテーションのもと、地球市民ビンゴを通して「子どもの権利」の基礎知識を再確認しました。青山学院大学の学生さんたちは、すでに授業で学んでいたとのことでしたが、クイズに答えようとすると「ここなんだっけ」・「やったのにな」など話している声がたくさん聞こえてきました。友人や近くの人たちと話し合いながら、考えることで子どもの権利というのを楽しみながら学ぶことができたのではないかと感じました。

 

次に子どもの権利かるたをしました。受講している学生さんを10のグループに分け行いました。グループ内で初めましての人が多く、ぎこちない姿が最初見受けられましたが、かるたが進んでいくにつれて、全体を通して、わいわい楽しくできました。

 

かるた後に、自分の「気になったかるた」と「子どもに伝えたいかるた」をそれぞれ選んでもらい、各グループで共有しました。私のグループでは、『え』の「えらぶ自由は子どもにだってある」かるたを選んでいる方がいました。理由を聞くと、自分が小さい時に、自分が選んだ好きなものを否定されていやな思いをした経験があると話してくれました。

 

その後、各自で権利について伝えるオリジナルかるたも作ってもらいました。私たちが子どもの権利について、伝えるというよりも、法を学ぶ学生とそれを広める学生とで『子どもの権利』とは、何か、それをどう伝えていくかなどを考えながらワークショップを行うことでできたと思います。

 

最後に、甲斐田万智子先生が子どもの権利についてのレクチャーをしました。

 

良かった点は、事前準備がしっかりとできていたことと、中学校でかるたワークショップの反省点を活かして、改善していたことです。事前準備に関しては、同世代に向けて行うことを考慮し、ゼミ長を中心とし何回も話し合いながら準備をしました。

 

全体を通して、同世代に向けてかるたのワークショップを行ったことで『子どもの権利』に関して「子ども権利という言葉は学んでいたが細かい所や知れたので良かったです。また自分が子どもの時に学校などで子ども権利について教えて欲しかった」という声を聞きました。子ども達に権利の大切さや重要さをワークショップで広めるのも良いが、同世代や親世代の人たちにも子ども1人1人の権利について考えてもらうのも大事なのではないかと感じました。

 

〈青山学院大学の学生の感想〉 

 

・講義で習ったことがあることも多かったが、やはり話を聞いただけでは忘れているものも多くワークショップ型の今回の講義で再度学ぶことにより記憶に深く残った。

 

・私は中国人ですから、日本のカルタ初めてやりました。楽しかったです。子どもの権利条約を批准していない国では、アメリカとソマリアだと思いましたが、現状はアメリカだけで批准していない状態で勉強になりました。そして、子ども権利についての基礎知識をもっと勉強して、覚えました。子どもたちが身体的、精神的に安全な環境で育つ権利も重要だと認識しました。保護者や社会全体が子どもたちを虐待や搾取から守る責任があることを知っています。近年、刑法の場合、強化してきて、子どもの権利を重視しました。

 

・貧困に関わる子どもの権利は、以前からよく学んでいたので知っていることは多かったです。特に寝る場所に関しては、ドキュメンタリーなどでよく取り上げられていたので頭に思い浮かびやすかったです。逆に自分の身の回りにある子ども権利などは、言われてみないと意識できなかったこともありました。特に小、中学校の中で守られていない権利というものが自分の中では認識が甘かったと感じました。給食食べ終わるまで、みたいなものは自分の周りにもあったので、今思えばあれは良くない面があったのかと思い返すことが多くあり、新たな気づきでした。

 

・かるたと言った日本の伝統文化を使う事で親しみやすく、楽しく子供の権利について学習することが出来ました。以前から知っていた子供の権利は、子供の学ぶ権利についてです。そして今回新たに知ったのは性についての学ぶ権利です。

 

〈参加したゼミ生の感想〉 
・最初にやったビンゴのアクティビティから子どもの権利について知らない人が多いのかなと思ったので、これからさまざまな活動を通して子どもの権利を広めていきたいと思ったのとカルタ楽しかったです。

 

・初めて、同世代の人達と『子どもの権利』について考えることが出来て楽しかった。これからの世の中を作っていく若い世代が「かるた」を使用しながら権利を簡単に学べるのが良かったです。様々な意見を聞くことが出来て私自身大きな学びを得た。また、感想で多くの学生さんが楽しかったといっていたのが嬉しかったです。

 

・学生主体での課外授業は2回目だったのですが1回目と合わせてまた違う視点から私達も学びを得ることができました。私達と同い年くらいの学生さんの考えを知ることができたのが1番大きいです。特にそれを感じたのは「オリジナルかるた」を作成する時間で、大学生の皆さんの子どもの頃のモヤっとした出来事をかるたで沢山知ることができましたし、その後のディスカッションでもすごく面白い発見がありました。今後も積極的に課外活動を行いたいです。

 

〈オリジナルかるたの一部をご紹介!〉
『じ』 自分の心を大切に
『や』 やめた方がいいよって言われたって、やってみないと分からない
『み』 みんな昔はこどもだったのに、どうして子どもの想いは届かないの
『ち』 近くに頼れるところがあるんだよ 伝えていきたい すぐ周りにあること

 

ワークショップの様子

 

ワークショップの様子

 

学生達が選んだ「最も子どもに伝えたいかるた」

 

学生達が選んだ「最も気になったかるた」

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。