報告
2016年05月30日
5月29日は、シーライツの2016年度の年次総会でした。
総会後にアジア女性資料センタースタッフの濱田すみれさんを講師にお招きし、セクシュアル・ハラスメント研修会をおこないました。濱田さんは、1)様々な事例を通して、日本のジェンダー意識が世界の水準から見るといかに女性差別的かということをわかりやすく解説したあと、2)女性差別撤廃委員会から日本への勧告で示された課題、3)性暴力における「被害者落ち度論」と「あなたは悪くない」といえるかというテーマでお話いただきました。
日本の最近の事例として、①改憲派ブックレット「女子の集まる憲法おしゃべりカフェ」(何もわかっていない女の子におじさんが教えてあげるというストーリー)、②旅行会社の女子学生たちが隣に座る旅というキャンペーン、③自民党のパンフレット『国に届け』の女子高生の描かれ方など、次から次へと女性差別的なものが出され、それらが世界のメディアでは問題と報道されているにもかかわらず、日本社会の意識がなかなか変わらずに女性や女子が不快な思いをしたり、傷つき続けているという問題提起がありました。
日頃から日本のジェンダー意識について問いなおすことと少しずつでも変化のために発言していく勇気を持つことの大切さを考えさせられました。
アニメ「女子の集まる 憲法おしゃべりカフェ」
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