お知らせ

「闇の子供たち」座談会

報告

2008年09月4日

 

「闇の子供たち」座談会

日時 8月31日(日) 午後4時~6時
会場 JICA地球ひろば セミナールーム301

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読売新聞(大阪地域を除く)でこの座談会が紹介されたこともあり、大きな会場に変更してもお申し込みをお断りせざるを得ないほど問い合わせが相次ぎ、当日もたくさんの方の参加がありました。以下、渡辺理事からの報告です。(後藤)

参加された59名の方々の中には、すでに子ども買春関連の活動をしている方や、映画『闇の子供たち』を見て初めてこの問題を知った方など、様々な方がいらっしゃいました。また、年代も幅広く、高校生から60代の方までいらっしゃいました。意見交換も活発に行われ、参加者の意識が非常に高かったことをうかがわせるイベントでした。
『闇の子供たち』は、公開劇場が拡大するなどこれからも関心が高まっていくと思います。

◆座談会の流れ
16:00-16:05 あいさつ
16:05-16:25 勝間理事のレクチャー「人身売買の現状」
16:25-17:20 グループワーク (6グループ*10人)
 1)感想と自己紹介、もっと知りたいこと、質問などを一人3分発表。
 2)付箋に書く
 3)模造紙に貼る
17:20-17:45 
 1)各グループで話し合ったことの発表
 2)勝間理事によるコメント(グループから出てきた質問に答える形で)
17:45-18:00
 シーライツの活動説明とアピール(渡辺)
 ハート型のカードにメッセージや感想を書いてもらう。

◆参加者は、
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「映画を見て現状を知って何かしたい、でも、何をしたらいいのかわからないので、みんなで話し合ってヒントがほしい。」
「もっと現状を知りたい」
「映画を見て、自分も何かしたいと思った」
という気持ちで来てくださったようです。
また、映画の衝撃がすごくて、思いだして泣いてしまう方もいらっしゃいました。

グループによっては、勝間理事の話を目当てに来られた方や、ほかの人と映画の感想を話し合えることを期待して来られた方など、いろいろな方がいました。

映画の感想は、私のグループではこんな意見が出ました。
・加害者は裕福な男性だけだと思っていた。
・国際協力に関わる者として、自分はどのようにすべきか考えさせられた。
・問題の根は深い
・あきらめちゃダメ
・子ども一人ひとりを強くする=エンパワーすることが大切と感じた。

◆座談会の感想を聞いたところ、

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「若い人たちが関心を持っていて、若い人と話せたのが良かった」
「時間が短かった。」
「もっと感想も、自分に何ができるか話したかったし、勝間さんから現状ももっと聞きたかった」という意見がありました。

◆アンケートより
・こういう機会を設けてくださってありがとうございます。多くの人と話し合うことで知恵も広がり、自分一人ではないのだと感じることができます。(女性)
・この問題に真剣に向かい合っている方々の素直な気持ちを分かち合うことができたことがとても良かった。多くの若い人たちの参加に希望を持ちました。(60代女性、無職)
・このような重いテーマを一人だけで悩んで苦しい思いをしなくていい、こうして人と話し合い、みんなでできることを考えていくことが大切であるということを学びました。(20代女性、学生)
・ネットワークを広げていきたいのでもっと人とつながりたいです。こういう活動をつづけてほしいです。そしてもっと多くの人に広げてほしいです。(女性)

◆最後に、ハート型のカードに参加者の方たちから書いていただいた熱いメッセージの一部をご紹介します。

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・別世界ではなく、同じ空の下で起きていること。
・子どもたちの笑顔が輝く世界に!Step by step!自分ができることから始めよう!(M.I)
・全ての子どもに幸せを求める権利がある。絶望から子どもを救うのは大人の責務だ。幼児売春の根絶!(和才)
・世界の子どもたちの心と体を守りたい!!!(無知はこわい。知ることから始めたい。世界の見方が変わるから。)

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。