お知らせ

インターン活動報告『withコロナ社会でのNPO活動の進め方』セミナーに参加しました!その2

お知らせ

2020年12月2日

 

前回の続きです。

前回の記事はこちらhttp://www.c-rights.org/news/news2/20201130-2.html

 

11月28日土曜日 「Withコロナ社会でのNPO活動」のセミナーに参加しました。

 

まず始めは、Get in Touchで活動を行っている東ちづるさんからのお話でした。Get in Touchではコロナ化において「おすそわけしマスク」という55枚のマスクを買ったら5枚分のマスクを福祉施設へ寄付するなどコロナ化における福祉施設のマスク不足に取り組んでいるということを伺いました。東さんのお話で特に印象に残ったことは、人の役に立つ社会を作るという考え方です。多くの人が人の役に立ちたいと考えて自己完結する。しかし、そのときにいかに周りの人を巻き込んで人の役に立つ社会を作っていくか。社会を人の役に立つ環境へと変えていく。こんな新しい考え方を学びました。

 

私自身も今まで何度も人の役に立ちたいと考えることがありましたが、1人ではどうせなにもできないなどと考え行動をしてこなかったという過去があるのでとても響いた言葉でした。1人では何もできないかもしれない、でも誰かを巻き込むことはできる。そして人が集まることで社会自体を良い方向に変えていくことができる。この視点をこれから忘れないようにしたいと思いました。

 

続いて、子ども食堂ネットワークを作ったむすびえの釜池さんのお話を聞きました。このお話ではまず子ども食堂の一般的な定義について学ぶことができました。そして、子ども食堂には主に子供たちのための居場所である、地域交流(出会い)の場、子育て相談の場であるという3つの役割があるということを知りました。このお話を聞くまでは、子ども食堂は親に恵まれずに困っている子供たちを助ける場であるのだろうと考えていました。しかし、実際の子ども食堂は子供達だけではなく、地域のお年寄りの方なども気軽に利用ができるという出会いの場であると同時に子育て相談ができるという側面も持ち合わせているということがわかりました。困っている子供たちとその親の支えになる、お年寄りの憩いの場になる、そんな暖かい空間であるということがわかりました。

 

少子高齢化社会と言われる日本では、高齢者の方の孤独死や孤立の問題が度々ニュースでも取り上げられています。子供たちと高齢者たちをつなげる。そんな場である子ども食堂はより多くの人々の支えの場として、社会問題の解決に貢献していくことができると思いました。

 

また、むすびえはビジョンとして「誰もとりこぼさない社会をつくる」ということを掲げていると伺いました。まさに子ども食堂はそのビジョンに沿っていてそんな子ども食堂を作りたいと思わされました。

 

その他には、子ども食堂にはコロナウイルスによる影響が大きく分けて2つあったということです。1つ目はコロナウイルスの影響により規模を縮小したり、お年寄りの方の参加を断ったりするという現状にあるということです。そのため、コロナ化においてはフードパントリー(食材や弁当の配布)を行っているところが多いと聞きました。しかし、フードパントリーは子ども食堂の開催よりも多くの資金が必要で継続するのに苦労しているとおっしゃっていました。形態を変えて時代の変化に対応しつつも資金作りに苦労をしているという現状がわかりました。

 

2つ目は、コロナウイルスの影響もあり多くの人々が子ども食堂の存在に気づき支援者が以前より増えたということです。コロナ化でも子ども食堂が全力で多くの人々の支えになっているということがニュースで取り上げられ、それを見た多くの人から寄付をしたいなど声をかけてもらえるようになったそうです。コロナウイルスは悪い影響しか与えないと考えていましたが、その活動が少しずつ認められるようになってきたのではないかと感じました。逆境にあってもその活動を見てくれている人はどこかにいるし、その逆境も生かしていく。そんな粘り強さをもっていたいと思いました。

 

最後に、POSSEの渡邊さんのお話を聞きました。まず、若者が責められる、若者が世の中の問題を作っていると社会で思われている問題があるということ。それらと対抗するためにPOSSEを設立したと聞き、私も共感をしました。私自身も世間的には大人と比べて若者は知識が劣っている、弱いなどの見方をされることが多いしコロナウイルスの広まりは若者が遊んでいるからだと言われるなど若者に対して必要以上にバッシングをしたり理不尽に扱われたりなどの現状があると思っています。だから、若者が大人の支配している社会を変えていく活動は必要だと思います。

 

他にも、履歴書の男女を選ぶ欄の廃止に向けた活動(LGBTQ)、コロナウイルスによる解雇や休業保障について相談を受ける、解決に向けての活動を行っていると伺いました。POSSEの活動のお話からも「コロナだから仕方ない」など弱音を吐かずに粘り強く戦うことの必要性を感じました。日本では争いを避けたい、誰に相談すればいいかわからないなど泣き寝入りをする人が多いと思います。でも、理不尽な雇用や解雇などには必ず何か問題がある。しっかり向き合っていくことが必要であるということを感じました。社会の仕組みを変えると意気込むぐらい真剣に問題と向き合う、そんな意志の強さがないと国や政府が抱えている問題の解決には対抗できない。社会問題の解決には粘り強く抗う精神が必要だと見に染みて感じたお話でした。

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。

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前回の続きです。

前回の記事はこちらhttp://www.c-rights.org/news/news2/20201130-2.html

 

11月28日土曜日 「Withコロナ社会でのNPO活動」のセミナーに参加しました。

 

まず始めは、Get in Touchで活動を行っている東ちづるさんからのお話でした。Get in Touchではコロナ化において「おすそわけしマスク」という55枚のマスクを買ったら5枚分のマスクを福祉施設へ寄付するなどコロナ化における福祉施設のマスク不足に取り組んでいるということを伺いました。東さんのお話で特に印象に残ったことは、人の役に立つ社会を作るという考え方です。多くの人が人の役に立ちたいと考えて自己完結する。しかし、そのときにいかに周りの人を巻き込んで人の役に立つ社会を作っていくか。社会を人の役に立つ環境へと変えていく。こんな新しい考え方を学びました。

 

私自身も今まで何度も人の役に立ちたいと考えることがありましたが、1人ではどうせなにもできないなどと考え行動をしてこなかったという過去があるのでとても響いた言葉でした。1人では何もできないかもしれない、でも誰かを巻き込むことはできる。そして人が集まることで社会自体を良い方向に変えていくことができる。この視点をこれから忘れないようにしたいと思いました。

 

続いて、子ども食堂ネットワークを作ったむすびえの釜池さんのお話を聞きました。このお話ではまず子ども食堂の一般的な定義について学ぶことができました。そして、子ども食堂には主に子供たちのための居場所である、地域交流(出会い)の場、子育て相談の場であるという3つの役割があるということを知りました。このお話を聞くまでは、子ども食堂は親に恵まれずに困っている子供たちを助ける場であるのだろうと考えていました。しかし、実際の子ども食堂は子供達だけではなく、地域のお年寄りの方なども気軽に利用ができるという出会いの場であると同時に子育て相談ができるという側面も持ち合わせているということがわかりました。困っている子供たちとその親の支えになる、お年寄りの憩いの場になる、そんな暖かい空間であるということがわかりました。

 

少子高齢化社会と言われる日本では、高齢者の方の孤独死や孤立の問題が度々ニュースでも取り上げられています。子供たちと高齢者たちをつなげる。そんな場である子ども食堂はより多くの人々の支えの場として、社会問題の解決に貢献していくことができると思いました。

 

また、むすびえはビジョンとして「誰もとりこぼさない社会をつくる」ということを掲げていると伺いました。まさに子ども食堂はそのビジョンに沿っていてそんな子ども食堂を作りたいと思わされました。

 

その他には、子ども食堂にはコロナウイルスによる影響が大きく分けて2つあったということです。1つ目はコロナウイルスの影響により規模を縮小したり、お年寄りの方の参加を断ったりするという現状にあるということです。そのため、コロナ化においてはフードパントリー(食材や弁当の配布)を行っているところが多いと聞きました。しかし、フードパントリーは子ども食堂の開催よりも多くの資金が必要で継続するのに苦労しているとおっしゃっていました。形態を変えて時代の変化に対応しつつも資金作りに苦労をしているという現状がわかりました。

 

2つ目は、コロナウイルスの影響もあり多くの人々が子ども食堂の存在に気づき支援者が以前より増えたということです。コロナ化でも子ども食堂が全力で多くの人々の支えになっているということがニュースで取り上げられ、それを見た多くの人から寄付をしたいなど声をかけてもらえるようになったそうです。コロナウイルスは悪い影響しか与えないと考えていましたが、その活動が少しずつ認められるようになってきたのではないかと感じました。逆境にあってもその活動を見てくれている人はどこかにいるし、その逆境も生かしていく。そんな粘り強さをもっていたいと思いました。

 

最後に、POSSEの渡邊さんのお話を聞きました。まず、若者が責められる、若者が世の中の問題を作っていると社会で思われている問題があるということ。それらと対抗するためにPOSSEを設立したと聞き、私も共感をしました。私自身も世間的には大人と比べて若者は知識が劣っている、弱いなどの見方をされることが多いしコロナウイルスの広まりは若者が遊んでいるからだと言われるなど若者に対して必要以上にバッシングをしたり理不尽に扱われたりなどの現状があると思っています。だから、若者が大人の支配している社会を変えていく活動は必要だと思います。

 

他にも、履歴書の男女を選ぶ欄の廃止に向けた活動(LGBTQ)、コロナウイルスによる解雇や休業保障について相談を受ける、解決に向けての活動を行っていると伺いました。POSSEの活動のお話からも「コロナだから仕方ない」など弱音を吐かずに粘り強く戦うことの必要性を感じました。日本では争いを避けたい、誰に相談すればいいかわからないなど泣き寝入りをする人が多いと思います。でも、理不尽な雇用や解雇などには必ず何か問題がある。しっかり向き合っていくことが必要であるということを感じました。社会の仕組みを変えると意気込むぐらい真剣に問題と向き合う、そんな意志の強さがないと国や政府が抱えている問題の解決には対抗できない。社会問題の解決には粘り強く抗う精神が必要だと見に染みて感じたお話でした。

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前回の続きです。

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11月28日土曜日 「Withコロナ社会でのNPO活動」のセミナーに参加しました。

 

まず始めは、Get in Touchで活動を行っている東ちづるさんからのお話でした。Get in Touchではコロナ化において「おすそわけしマスク」という55枚のマスクを買ったら5枚分のマスクを福祉施設へ寄付するなどコロナ化における福祉施設のマスク不足に取り組んでいるということを伺いました。東さんのお話で特に印象に残ったことは、人の役に立つ社会を作るという考え方です。多くの人が人の役に立ちたいと考えて自己完結する。しかし、そのときにいかに周りの人を巻き込んで人の役に立つ社会を作っていくか。社会を人の役に立つ環境へと変えていく。こんな新しい考え方を学びました。

 

私自身も今まで何度も人の役に立ちたいと考えることがありましたが、1人ではどうせなにもできないなどと考え行動をしてこなかったという過去があるのでとても響いた言葉でした。1人では何もできないかもしれない、でも誰かを巻き込むことはできる。そして人が集まることで社会自体を良い方向に変えていくことができる。この視点をこれから忘れないようにしたいと思いました。

 

続いて、子ども食堂ネットワークを作ったむすびえの釜池さんのお話を聞きました。このお話ではまず子ども食堂の一般的な定義について学ぶことができました。そして、子ども食堂には主に子供たちのための居場所である、地域交流(出会い)の場、子育て相談の場であるという3つの役割があるということを知りました。このお話を聞くまでは、子ども食堂は親に恵まれずに困っている子供たちを助ける場であるのだろうと考えていました。しかし、実際の子ども食堂は子供達だけではなく、地域のお年寄りの方なども気軽に利用ができるという出会いの場であると同時に子育て相談ができるという側面も持ち合わせているということがわかりました。困っている子供たちとその親の支えになる、お年寄りの憩いの場になる、そんな暖かい空間であるということがわかりました。

 

少子高齢化社会と言われる日本では、高齢者の方の孤独死や孤立の問題が度々ニュースでも取り上げられています。子供たちと高齢者たちをつなげる。そんな場である子ども食堂はより多くの人々の支えの場として、社会問題の解決に貢献していくことができると思いました。

 

また、むすびえはビジョンとして「誰もとりこぼさない社会をつくる」ということを掲げていると伺いました。まさに子ども食堂はそのビジョンに沿っていてそんな子ども食堂を作りたいと思わされました。

 

その他には、子ども食堂にはコロナウイルスによる影響が大きく分けて2つあったということです。1つ目はコロナウイルスの影響により規模を縮小したり、お年寄りの方の参加を断ったりするという現状にあるということです。そのため、コロナ化においてはフードパントリー(食材や弁当の配布)を行っているところが多いと聞きました。しかし、フードパントリーは子ども食堂の開催よりも多くの資金が必要で継続するのに苦労しているとおっしゃっていました。形態を変えて時代の変化に対応しつつも資金作りに苦労をしているという現状がわかりました。

 

2つ目は、コロナウイルスの影響もあり多くの人々が子ども食堂の存在に気づき支援者が以前より増えたということです。コロナ化でも子ども食堂が全力で多くの人々の支えになっているということがニュースで取り上げられ、それを見た多くの人から寄付をしたいなど声をかけてもらえるようになったそうです。コロナウイルスは悪い影響しか与えないと考えていましたが、その活動が少しずつ認められるようになってきたのではないかと感じました。逆境にあってもその活動を見てくれている人はどこかにいるし、その逆境も生かしていく。そんな粘り強さをもっていたいと思いました。

 

最後に、POSSEの渡邊さんのお話を聞きました。まず、若者が責められる、若者が世の中の問題を作っていると社会で思われている問題があるということ。それらと対抗するためにPOSSEを設立したと聞き、私も共感をしました。私自身も世間的には大人と比べて若者は知識が劣っている、弱いなどの見方をされることが多いしコロナウイルスの広まりは若者が遊んでいるからだと言われるなど若者に対して必要以上にバッシングをしたり理不尽に扱われたりなどの現状があると思っています。だから、若者が大人の支配している社会を変えていく活動は必要だと思います。

 

他にも、履歴書の男女を選ぶ欄の廃止に向けた活動(LGBTQ)、コロナウイルスによる解雇や休業保障について相談を受ける、解決に向けての活動を行っていると伺いました。POSSEの活動のお話からも「コロナだから仕方ない」など弱音を吐かずに粘り強く戦うことの必要性を感じました。日本では争いを避けたい、誰に相談すればいいかわからないなど泣き寝入りをする人が多いと思います。でも、理不尽な雇用や解雇などには必ず何か問題がある。しっかり向き合っていくことが必要であるということを感じました。社会の仕組みを変えると意気込むぐらい真剣に問題と向き合う、そんな意志の強さがないと国や政府が抱えている問題の解決には対抗できない。社会問題の解決には粘り強く抗う精神が必要だと見に染みて感じたお話でした。