報告
2016年02月13日
1日目はホーチミンから陸路でカンボジアへ。
ベトナムとカンボジアの国境で集合写真を撮り、国境の町バベットのきらびやかなカジノ街を抜けてホテルへ到着しました。
2日目はいよいよシーライツの活動地、スバイリエン州タナオコミューンへ。
国道を外れ、村へと続くでこぼこ道はガイドのポーキーさんいわく
「車のフリーマッサージ」
乾期のため土は乾き、ミニバンの周りに砂埃が舞い上がります。
まずはシーライツの事務所へ向かい、 代表理事の甲斐田より児童労働や人身売買、子どもの権利についてのレクチャーがありました。
事務所にはちょうどピアエデュケーターが来ていて、学校帰りに事務所にパソコンを練習しにきた、ということでした。
未だに差別が残る女の子の教育の現状に対して、カンボジア人スタッフのブントゥーンは、
「女の子は学校ではなく工場へ出稼ぎに」という古くから村に残る考えは、次世代のリーダーである子どもが変えられる!
と力強く話してくれました。
お昼は、シーライツのコミュニティセンターの運営委員であるソロンさんの家で、家庭料理をいただきました。
午後はピアエデュケーターの家庭訪問へ。
ツアーの参加者の皆さんからは、
◆学校で勉強することがどうして大事だと思うのか。
◆ピアエデュケーターの活動を、周りの友達はどう思っているのか。
◆お父さんはシーライツの活動のことをどう思っているのか。
などの質問があり、ピアエデュケーターの活動が、周りの子ども同士だけではなく、親たちにも理解されていることが伝わりました。
最後に小学校5.6年生のクラスへ訪問し、先生が子どもの権利について特別授業をしているところを見学させてもらいました。
ツアー前から参加者の皆さんで準備していた日本の子どもの学校生活を伝えるワークショップは大成功!
子どもたちが教室を掃除しているイラストを見ながら、「どうして掃除しているのか?」と思いつくままに意見を言ってもらい、お互いの意見を聞きあい、尊重することの大切さを伝えることができました。
子どもたちからは、教室を飛び交うスズメを見て、
◆日本の学校にはスズメの巣はあるか、どうしてカンボジアの学校にはスズメの巣があるのか?
といった素朴な質問から、
◆日本の小学生のクラスは何人か。
◆日本の教室とどっちが綺麗か。
などの質問がありました。
自分のもの、みんなの使うものを綺麗に大切にしよう、とこれからも意識してくれたらいいなと思います。
盛りだくさんの1日でしたが、ホテルに到着後は早速ワークショップの打ち合わせをし、明日の活動に向けて準備を進めました。
明日もいっぱい子どもたちの声が聞けることを楽しみにしています。
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