お知らせ

【イベント報告】第1回 わかまち・C-Rights連携フォーラム 「そもそも子ども・若者の声をなぜ聴くのか?」

イベント

2022年05月2日

 

こんにちは!

 

シーライツインターンの大島万奈です。

今回は4月23日に行われた第1回わかまち・C-Rights連携フォーラム「そもそも子ども・若者の声をなぜ聴くのか?」の内容をご報告します。

 

概要

■開催日:2022年4月23日(日曜日)

■実施方法:オンライン

■参加人数:19名

 

講師プロフィール

土肥潤也さん

NPO法人わかもののまち事務局長。一般社団法人トリナス代表理事。みんなの図書館さんかく館長。Next Commons Lab理事。日本シティズンシップ教育フォーラム運営委員。

 

■甲斐田万智子

NPO法人国際子ども権利センター(C-Rights)代表理事。文京学院大学教員。広げよう!子どもの権利条約キャンペーン共同代表。

 

感想

参加者の方々からいただいた感想を、一部抜粋・編集してご紹介します。

 

学びや気付き

参加者の方々からいただいた、子どもや若者の参画という点での学びや気付きを一部抜粋・編集してご紹介します。

 

開催内容

最初にシーライツ代表の甲斐田より、子どもの声を聴く10の理由について説明しました。また、子ども参画に関する国際的動向や、なぜ日本では子どもの声が聴かれないのかなどについてお話ししました。

次にわかもののまち事務局長の土肥さんから、今を生きる主体として子ども・若者観を持つことが大切であることや、子ども・若者は、子ども・若者であるというだけで声が聞かれにくい状況にあることについて話してくださいました。

その後の土肥さんと甲斐田のクロストークでは、二人のお話を交えながら、「子ども・若者の声を聴くこと」がなぜ必要不可欠で大切なことであるのかについて、さらに議論を深めました。

クロストークのあとで、参加者の方々にグループに分かれていただき、感想や意見共有を行っていただきました。様々な興味深い意見や質問が上がり、新たな視点や学びを得ることができました。

 

講師のお話を聞いて (インターンおよびボランティアの感想) 

土肥さんのお話を聞き、特に印象に残った点は、「子ども・若者の参画施策は、地方自治体の生存戦略のひとつとして位置づけられつつある。」ということについてです。確かにこれからその市町村などが活気を持ち続けるために、また、その地域を持続させていくためには、若い人たちや彼らの力は必要不可欠です。そのためにこれからもその地域で暮らしていきたいと思ってもらうには、やはりその地域に住む若い人たちの声を聴くこと、つまり地元に参画できるようになることが、とても大切であるのだと気付くことができました。またこれらのお話を聞き、私が暮らす地域では若者たちが参画できる機会があるのかを調べてみたいと思いました。

また、甲斐田代表の話を聞き、「おとなが子どもの意見を聴くと、子どもはわがままになると考えられがちであるが、実は逆で、子どもは自分の意見を聴いてもらえるようになれば、子どもも他の人の意見を聴くようになる」といった点が特に興味深いと思いました。恐らく多くのおとなたちは、前者の子どもの意見を聴くとわがままになってしまうと考えられていると感じたし、私自身も同じ考えを持ってしまっていたことに気付くことができました。このお話がおとなだけでなく、子どもや若者たちを含めより多くの人に知ってもらいたいと思ったし、私も発信していけるようになりたいと思いました。

今回の講演を通して、より子どもや若者が参画できる世の中にしていくためには、私たち若者たちはどのようなことができるのか、また、どのように働きかけていけば良いのかを考えていきたいと思いました。

(大島万奈)

 

今回の講義を通して、子どもが主体となって参画することは重要であり、それには子どもが参画しやすいように、そして参画したいと思えるようにしていくことが重要であるということを学びました。今まで、子どもの参画というと、会議が行われたり、難しいことを話したりするイメージがありました。しかし、そうではなく、まずは子どもたちの居場所、気軽に話せる場所を作っていくことが重要ということに考えを改めさせられました。そして、子どもたちが自分の意見を持ち、その意見が受け入れられることで肯定感もあがり、仲間も増えていくといったサイクルが生まれることも学びました。自分が参画すると、人の意見も聞くようになるということも感慨深かったです。

小学生の頃のわたしは授業中に手を挙げることが恥ずかしいような内気な子でした。しかし、中学の部活では運動部に入り、仲間と体を動かす中で、意見を言い合えるようになりました。学校という場所があったからこそ、部活や行事などで意見を言い合えたのだと思います。このように、身近にある心地よい環境、居場所が子どもの参画を後押しすることになるということを実感しました。

何事もおとなと子ども誰に対しても、話し合い、理解し合うことが重要だと思います。全ての子ども、おとなにこのメッセージが届いてほしいと思いました。そして、これからどのようにしてそのことを伝えていくのか、考え、行動し続けたいと思いました。

(多田有香)

 

今回甲斐田代表と土肥さんの話を聞いて、特に印象に残ったことは子どもたちの意見を聞いてあげる居場所がないことです。私は江戸川区に住んでおり、コミュニティ会館や児童館が数多く存在します。しかしそれが全ての地域に存在するわけではないのです。全国に住んでいる子どもたちの意見を聞くためにはまず居場所を確保する事が重要だと思ったため私はこれが印象に残ったと感じました。

(千明隼也 )

 

 

↑最後に参加者の皆さまと共に

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