お知らせ

子どもの権利条約フォーラムin石巻 2日目

Youth For Rights

2015年11月22日

 

子どもの権利条約フォーラムin石巻 2日目

午前

午前中はそれぞれが行きたい団体の分科会に参加しました。

今年のフォーラムのイラスト

特定非営利活動法人 TEDIC
「子どもたちの貧困と居場所 子どもたちの声から」

高校生1名と大学生2名の体験や思いや考えを中心に実際に聞きながらの分科会でした。

まず、TEDICの活動理念や内容についてお話がありました。ひとりぼっちのいないまち石巻ということを掲げて、”生き方”ではなく、”生きる”を自分で決めるということを大事にして、小学校や公民館や地域と連携して学習支援や子ども食堂やアルパカフェの運営を大学生中心に運営しているそうです。

TEDICの分科会の様子

その後の現高校生と現大学生のおはなしでは、ありのままの自分を受け入れてくれて辛い時はやすんで良いよと言ってくれる場所や人(おとな)が増えたら嬉しいということや、貧困を同情や自分がそうでなくて良かったと見るのではなく自分ごととしてみんなで取り組めたら良いと話していたのが印象的でした。

質疑応答では、改めて貧困とは何か?という問いかけがあり、貧困は経済面だけでなく、精神・健康・食事・困ったことがあるか、など様々な意味があると思うと学生から回答がありました。

自分ごととして考えるというのは、どんな問題について考えるときも大事だと改めて感じました。また、人生は続くのに支援は中学生や高校生で途切れてしまうのはどうなのだろうかという言葉が最も印象に残っています。(あゆみ)

「ファブリックアート 石巻の物語をつくろう〜オリジナル缶バッチづくり~」

障がいを持つ子どもたちが自由に絵や模様を描いてある布から好きな部分を切り取って缶バッチを作る分科会に参加しました。布いっぱいに描かれた絵や模様はすごく個性に溢れていました。切り取るにはもったいないくらいでどの部分を缶バッチにしようか迷いました。

オリジナル缶バッジ

参加者には子どもたちが多く、すぐに布を決める子もいれば長い間悩む子もいて、それぞれが楽しそうに缶バッチを作っているのが印象的でした。また、子どもたちが自由に描いた絵や模様を缶バッチにするというアイデアがとても素敵だなと思いました。(みなみ)

「東日本大震災と不登校」

震災以降不登校が増えているという現状と行政民間ともに復興にフォーカスしたために不登校への対応ができなくなっているという現状を知った。震災時、建物の被害がひどく多くの公共施設が使用出来なくなったために活動が限られたことも原因だと知った。

仮設住宅や避難所という大人数の狭い社会が出来上がったことにより不登校の生徒または親の逃げ場がなくなってしまったというのが大きな問題で、学校に行かずに家にいるのにもかかわらず社会や世間の目が向けられてしまうことが親子ともにストレスを受ける原因になってしまっているのが大きな問題だと思った。

今までの行政や社会の理想は学校への復帰のみが理想であり活動の目的であったが一人一人に合った教育の場を見つけることがこれからの新しい視点からの理想であり活動の目的であるという話を聞き、教育のカリキュラだけではなくムではなく環境にも新しい風が吹いていると思った。(まさや)

NPO法人にじいろクレヨン
「被災地での子どもと遊びについて考えよう」

30名程度が、子どもから大人まで集まり、体を使ったアイスブレイクから分科会が始まりました。活動の報告で、3.11からもうすぐ5年経つ今でも仮設住宅で暮らす人はあまり減っていないということを知り、驚きました。正直もう少し減少していると思っていました。パワポの内容には、震災後、仮設住宅に暮らす子どもは遊び場と遊び相手がいないという状態にあったとありました。そこでにじいろクレヨンさんはその子どもたちと自由に遊べる場を集会所として設置し、会場であった専修大学の側にある仮設住宅でも活動している様です。活動の内容は、職員が遊びを決めて集会所に訪問するのではなく、子ども一人ひとりがやりたいことをして遊んでもらうというものでした。発泡スチロールを粉々にして雪のように遊ぶ姿は、普段では親に怒られるような内容だったため印象的でした。そんな子どもの自由な姿は、震災後から活動を続けた結果であるとありました。震災直後は暴言、暴力があったという報告もあり、そこからの変化にこの活動の必要性や大切さをを感じました。

後半はグループでワークショップを行いました。「あなただったら、どんな遊び場にしたい、行きたいか。」という題で、自由に意見を発表し合い、楽しく学ぶことが出しました。危険を学べる安全な場、ゲーム機の充電ができる場、愚痴を漏らせる場、天候に左右されない遊び場、友だちが集まる場など幅の広い意見が飛び交いました。最後には、まだ仮設住宅に住む子どもは沢山いるため、私たちが関わりを忘れず1年に1回でもいいので足を運んで欲しいというお言葉があり、このフォーラムに参加する前より身近な問題だと感じるようになりました。(ひろむ)

午後

午後からは「国際協力と子どもの権利」というテーマで自分たちの分科会を行いました。

ユースメンバーによる説明

初めに自己紹介をしたあとアクティビティとして「世界がもし100人の村だったら」のワークショップの1つである、世界の人口クイズをし、そのあと、「世界がもし100人の村だったら〜カカオ農場で働く兄弟〜」の動画を見て、グループで動画を見ての感想や動画の内容からどんな子どもの権利が失われているのか、そして、失われている権利を守るためには誰がどう動けば良いのかを話し合いました。

シーライツの取り組みとともに子どもの権利について紹介

参加者のディスカッションの様子

始まるまではうまくできるかという不安でいっぱいでしたが、参加者の皆さんが楽しそうにディスカッションしている姿をみて安心しました。参加者には中学生から大人の方と様々な世代の方に参加していただきどちらのグループも話がすごく盛り上がっていました。反省点はいくつかありますが無事に分科会を終えることができてよかったと思います。

今回、この子どもの権利フォーラムに参加して、日本国内で活動する様々な団体のことを知ることができたり、いろんな方と交流することができてとても貴重な2日間になりました。

会場の様子

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。