シーライツ プロジェクト

子どもの権利教育推進プロジェクト

事業名称 子どもの権利教育推進プロジェクト
事業期間 2005年~2007年
パートナー団体 CRF(Child Rights Foundation) /子どもの権利基金

児童労働と人身売買のリスクが高い地域において、子どもの代表、地域のキーパーソンからなる『人身売買防止ネットワーク』を組織し、子どもたち自身の手で子どもの権利、人身売買の危険について意識啓発を行うと同時に、リスクの高い子どもたちを収入向上プログラムと奨学金プログラムによって、人身売買の危険から守ることを目的として実施しました。

CRF(子どもの権利基金)について

2001年に設立されたカンカンボジアのNGO。カンボジアの学校における子どもの権利教育の推進をめざしています。そのために、子どもの権利やニーズについての理解を促す、子どもと若者をエンパワーして子どもの発言力を促進する、カンボジア政府をモニターし、子どもの権利条約の実現に向けて支援することを事業としています。

CRFのWEBサイト

活動実績

性的虐待防止リーフレット発行と子どもの権利推進のためガイドブック出版支援(2005年)

CRFが制作した、子どもを性的搾取から守るリーフレットと、子どもたちが主体となって子どもの権利を普及していくのに必要なガイドブック2冊の出版・増刷を支援しました。

「あなたや友だちを守る方法を知っている?」と題したリーフレットでは、子どもの性的搾取とは何か、どんな人が加害者となりうるか、被害にあったときはどうしたらいいか、加害者を罰する法律にはどんなものがあるか、という内容が子ども向けにわかりやすく解説され、NGOや学校を通して子どもたちに配布されました。 

「子どもの権利を推進するためのガイドブック」では、子どもの権利とその推進のための手法や子ども参加について、もう一方のガイドブック「子どもによる子どもの権利条約実施状況のモニタリング」では、モニタリングとは何か、その手法にどんなものがあるのか、そして情報収集はどのように行うか、について解説しました。

子どもの性的搾取を学校と地域で防止する(2006年)

学校やクラブ活動を通して、子どもの権利、性的搾取・人身売買についてのトレーニングやワークショップを実施し、自分が被害に遭わないようにするだけでなく、被害にあった友達に対して差別せず、温かく迎え入れることができるような態度や意識づけを行いました。

詩や歌、作文、絵などで子どもの権利、性的搾取・人身売買について表現するコンテストを実施しました。

子どもも参加しながら性的搾取・人身売買に遭いやすい子ども、学校を続けることが困難な子どもたちを選定し、奨学金を支給しました。

子どもの権利教育の推進を評価するワークショップ(2007年)

過去3年間にわたってカンボジアのカンダール州、コンポンチャム州、シェムリアップ州の学校で実施した子どもの権利教育事業を振返り、成果と課題を評価するためのワークショップを行いました。

子どもの権利についての研修や人身売買・児童労働に関する子ども向けの啓発に必要な文房具を配布することができます。

童話や物語の本を5冊購入し、本が傷まないように補強してから図書室に届けることができます。

村の清掃と衛生について学ぶ「ゴミ拾いキャンペーン」を1回開催することができます。